出版社内容情報
立川こしら[タテカワ コシラ]
著・文・その他
内容説明
身一つで世界中の落語会を飛び回る、家さえ持たない究極のミニマリストである著者が、自らの生き方哲学と実践を初めて明かす。
目次
第1章 持たない落語家になるまで
第2章 持たない落語家の1週間
第3章 実践・家もモノも持たない生活
第4章 お金について考える
第5章 持たない落語家の仕事論
第6章 ITと落語
第7章 落語について
おまけ こしらのはんせい
著者等紹介
立川こしら[タテカワコシラ]
落語家。落語立川流真打。1975年千葉県東金市生まれ。’96年、立川志らくに弟子入り。2012年、真打昇進。落語の他、ラジオパーソナリティー、WEB製作、オリジナルグッズのデザイン、伊豆で養蜂・無農薬農業など、活動は多ジャンルにわたる。’17年より海外公演開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
93
ホリエモンを落語家にしたらこうなるという感じ。落語家として人気もコネもないのに独演会をやってモノにしてしまうところについては非常におもしろく興味深かった。こしら師匠はこれから増えるであろう「キモくてカネのないおっさん」がサバイバルするためのロールモデルになると思う。2019/05/31
鱒子
74
図書館本。タンスはアマゾン、家は持たないーー落語家という自由業であるにしても、この選択はかなりの荒技。入院しない程度の病気になった時、結婚して家庭を持ちたいと思った時はどうするのかなぁ。そんな気もしますが、何より人生を楽しもうという著者の姿勢が眩しい一冊。エッセイ ビジネス書として面白いです(本のカテゴリーとしては諸芸 娯楽)。2019/07/09
fwhd8325
62
落語家としても異端だが、人間、その生き方も異端。この人の落語を初めて聞いたとき、そりゃ驚きました。まさかの掟破りでしたが、それが見事に演出されていて、恐ろしい落語家だと思いました。著書は、落語の話よりも、師匠のライフスタイルが中心。それは真似したいかと問われると、首を横に振るでしょう。それでも、文章には説得力があり、何だかその気になってくるようで著書も恐ろしい。2019/02/03
りつこ
48
前座時代にお金がなくてバイトをすることもできなくて(師匠に呼ばれたらすぐに行かないといけない)どうやって食っていたかというところからもうぶっ飛んでる。 なんでも金儲けに結び付けているように見えるけれど実はお金を目的としていないところも面白い。 自分じゃなくてもいいことはやらないとか、不得手なことからは逃げるとか、生きるヒントもたくさん。 ここに書いてあること全部に賛同できるわけじゃないところも含めて楽しい一冊。 行けば絶対疲れるぐらい笑える「こしらの集い」、また行こう。2019/02/20
ばんだねいっぺい
36
立川志らくの弟子、こしら。こんな面白い人がいたとは、不勉強だった。 新しい角度での才能の光り方だと思う。今は、その現代に対応した特異なライフスタイルが注目されるとは、思うが、落語そのものもユニークだから、そちらも発見されるんじゃないかと期待する。目をつけて、本を出した出版社は、偉いよ。ビジネス書としても優秀な本だ。2019/01/20