光文社新書<br> 松竹と東宝―興行をビジネスにした男たち

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光文社新書
松竹と東宝―興行をビジネスにした男たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 392p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334043667
  • NDC分類 772.1
  • Cコード C0274

出版社内容情報



中川右介[ナカガワ ユウスケ]
著・文・その他

内容説明

「松竹」は創業者である白井松次郎と大谷竹次郎という双子の名前を合わせたものだ。「東宝」は東京宝塚にちなんだものであり、宝塚歌劇団に端を発する。本書は松竹兄弟と東宝、宝塚を含む阪急グループの創業者の小林一三の物語である。劇場の売店の子と裕福な商家に生まれた慶應義塾卒という対照的な両者は、看板役者、大劇場をめぐって数十年のあいだ、しのぎを削る。それが現在の松竹による歌舞伎の独占、阪急グループの東宝、宝塚の繁栄につながっていく―。膨大な資料を読み解いて描き出した、新たな演劇史。

目次

発端 歌舞伎座開場
第1幕 京の芝居街の双子
第2幕 大阪の鉄道経営者
第3幕 宝塚と浅草の歌劇
第4幕 東京劇界の攻防
大詰 それぞれの戦後

著者等紹介

中川右介[ナカガワユウスケ]
作家、編集者。1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌「クラシックジャーナル」、音楽家や文学者の評伝や写真集の編集・出版を手がける(2014年まで)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

108
作者の歌舞伎についての本を二冊を探す時に隣に見つけて。小林一三についても、松竹の起こりについてもある程度は知っていたので流し読み。小林一三の出身は関西のボンかと思っていたら、山梨の人だったのか。松竹のおこりにおいての南座や新京極の話は興味深い。関西歌舞伎の低迷と宝塚の関係は、実際のところどうなのだろうか。もう少し経営の事を中心に書いた話も読んでみたい。2020/07/02

keroppi

65
タイトルから、松竹と東宝の映画の本かと思って図書館で借りたのだが、全然違って、松竹と東宝の創業者の人生を辿る近世興行史であった。なるほど、だから歌舞伎が松竹で、宝塚が東宝なんだと分かった。とても興味深い内容だった。歌舞伎役者たちのことにも触れているが、吉田修一「国宝」が、頭をよぎった。2019/02/08

どんぐり

57
松竹の創業者である白井松次郎と大谷竹次郎の双子の兄弟と、東宝を含む阪急グループの創業者の小林一三の「興業の世界」を紹介する資料本。こんな逸材を、かくもつまらない社史本にしているのは、あれもこれもと欲ばりに入れ込み過ぎて、人物を描き切っていないせいなのだろう。中村歌右衛門家、中村鴈治郎家の系図をたどる歌舞伎の世界に限定して書いてみてもよかったのかもしれない。はっきり言って、面白くない。2018/12/21

fwhd8325

49
かつての映画少年にとって、東宝も松竹も両雄でした。この著書では、あまり映画には触れていません。歌舞伎と宝塚。そして、ある意味天才と言える実業家小林一三と興行師としての性格が強い大谷兄弟。あくまでも対照的な図式のように感じます。時代も追い風になったのでしょうが、東映でも日活でもなく、この2社が他を寄せ付けなかったのは、映画だけでなく演劇の興業があったからなのでしょう。歌舞伎はその昔からの伝統があり、宝塚は、親子何代にもわたるファンを作り上げ温泉場の余興ではなくもはや日本の文化とも言えるのでしょう。2018/12/04

ヨーイチ

45
興行師(つまり小林一三と松竹兄弟)の行き方から見た演劇史。同世代の演劇制作者が活動した明治末から戦後辺りが対象。演劇と映画の二大卸元だけあって劇場の取得、新築、改築、俳優の契約、引き抜き、脱退、出戻り、大入り、不入りでほぼ全編が埋め尽くされる。この時代の演劇、楽劇がほぼ網羅されている点で有難くも旧来の演劇史を補完してくれている。よく調べて、急所を新書版に納めている。更に、多分演劇ファン用に出来るだけ多くの名優のエピソードを残していると思われる配慮もあり楽しいし懐かしい。続く2018/09/19

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