出版社内容情報
新谷隆史[シンタニ タカフミ]
著・文・その他
内容説明
「太るのはイヤ」と思っている人は多い。また、一度太るとなかなか痩せられないと実感している方も多いのではないだろうか。いつか痩せると思って昔の洋服をとっておいても、結局、着ることができないといった…。肥満そのものは病気ではない。しかし、糖尿病や高血圧、高脂血症を始め、肥満は様々な疾患の原因になっているだけでなく、心筋梗塞や脳卒中など、死と隣り合わせの重篤な疾患を引き起こす。そして現在、日本や世界では、「健康を損なう肥満」が蔓延しつつある。本書では、基礎生物学の研究者が最新の知見を紹介。肥満が引き起こされる仕組み、美味しいものが認識される仕組み、食欲が生み出される仕組みなどを明らかにしながら、私たちが健康に生きるためのヒントを提示する。
目次
第1章 太るとなぜ病気になるのか?(肥満とは何か;増え続ける肥満 ほか)
第2章 美味しさを感じる仕組み(美味しさの研究とは;味を感じる仕組み ほか)
第3章 食欲が生まれる仕組み(恒常性の食欲と快楽性の食欲;レプチンが恒常性の食欲をコントロールする ほか)
第4章 美味しさを支配しよう(砂糖と脂肪の危険な誘惑;人類は砂糖に支配されている ほか)
著者等紹介
新谷隆史[シンタニタカフミ]
1966年京都府生まれ。基礎生物学研究所統合神経生物学研究部門准教授。京都大学農学部食品工学科卒業。総合研究大学院大学生命科学科博士課程修了。博士(理学)。基礎生物学研究所感覚情報処理研究部門助手、同研究所統合神経生物学研究部門助教を経て現職。分子生物学及び生化学の解析技術を用いて、脳の形成機構、視覚神経回路の形成機構、記憶・学習の制御機構の解明に取り組んできた。現在は食欲の制御機構と肥満にともなって生じる病態の分子機構を明らかにする研究を進めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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