光文社新書<br> メルケルと右傾化するドイツ

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光文社新書
メルケルと右傾化するドイツ

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  • サイズ 新書判/ページ数 316p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334043360
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0231

出版社内容情報



三好範英[ミヨシ ノリヒデ]
著・文・その他

内容説明

英国のEU離脱、トランプ大統領誕生、そして2017年9月のドイツ総選挙における右派政党(AfD)の躍進―いずれの危機にも深く関わってきたのがメルケルだった。危機解決のために尽力する姿が印象深いが、実はいずれにおいてもメルケルの政策こそが、危機を醸成し促進することに関わっていた。本書では、先の選挙で4選を確実にしたメルケルの生涯と業績をできるだけ客観的にたどり、その強さの秘密を分析する。同時に、メルケル率いるドイツこそ世界の地殻変動の一つの震源地ではないかという仮説に基づき、論を展開していく。メルケルは世界の救世主か?それとも破壊者か?『ドイツリスク』で山本七平賞特別賞を受賞した著者による画期的な論考!

目次

序章 危機の震源地ドイツ
第1章 共産主義体制の孤島(幼年、少女時代)
第2章 雌伏の女性物理学者(大学、研究者時代)
第3章 民主化の嵐に突入(「民主的出発」、副報道官時代)
第4章 首相への階段(閣僚、野党指導者時代)
第5章 危機管理首相(第1次政権)
第6章 ギリシャと原発(第2次政権)
第7章 世界の救世主か破壊者か(第3次、4次政権)

著者等紹介

三好範英[ミヨシノリヒデ]
1959年東京都生まれ。東京大学教養学部相関社会科学分科卒。82年、読売新聞社入社。90~93年、バンコク、プノンペン特派員。97~2001年、06~08年、09~13年、ベルリン特派員。編集委員。『ドイツリスク「夢見る政治」が引き起こす混乱』(光文社新書)で第25回山本七平賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

8
ドイツの「単独行動を貫いているのが、良いことを行っているという倫理的確信であり…ヨーロッパ諸国との協調を軽視してもかまわない、という無意識のうちにドイツ外交に入り込んでいる不遜である。…最も顕著な例が難民受け入れ政策である」「到着する難民はほとんどが若い男性であり、頻繁に携帯電話、スマートフォンで話している姿が目撃された。多くがいわゆる経済難民で、仕事などについての情報を仲間と交換し合っている…家族そろって着の身着のまま、憔悴しきってたどり着いた人々、という本来の難民のイメージからはほど遠い姿だった。」2021/03/21

もけうに

4
メルケルの出自・生育歴がよくわかり、面白かった。彼女が物理学者であることを最近知って驚いたが、東ドイツで高等教育を受け、ある程度自由を享受するための妥協策だったのね。父がプロテスタント牧師、物理学者、西ドイツ生まれ東ドイツ育ち…という多様な背景が、彼女の現実的且つ恬淡とした政治姿勢を形作っているのか。コロナに揺れる世界でメルケルの評価は再び高まっているが、今後はどうなるだろうか。2020/11/27

乱読家 護る会支持!

3
キリスト教民主同盟の党首であり、ドイツ首相として長期政権となっているメルケル。 難民受け入れとテロの続発、右派政党の台頭、EUの経済危機などのヨーロッパの危機は、ドイツが一見、救済者に見えるが、実はドイツ自身が地震源。。。 うーんと、、、ヨーロッパ各国の文化や価値観の歴史的変遷等がよく理解出来ていない私。ヨーロッパのニュースも断片情報を知るのみで、実感が持てないのでする。 だれか、詳しく解説して頂戴!!2018/08/08

田中峰和

3
メルケルの政策はドイツ国内に右傾化の象徴AfDを台頭させただけでなく、英国のEU離脱、トランプ政権誕生、欧州の右傾化など世界に影響を与えた。己の倫理観を優先し過ぎるメルケルは単独行動をとる。難民受け入れ政策、脱原発へのエネルギー転換、ユーロ危機における緊縮財政の押し付け。そのどれもが他国と十分協調した政策ではなかった。良いことを行っているという倫理的確信は、難民受け入れ政策に顕著で、アングロサクソン系の英米に反発される。大半の難民がスマホ片手に職を求める経済難民の若者だったことが、国内でさえ反発を招いた。2018/06/12

taming_sfc

2
尊敬する先輩研究者に言われた言葉に、生きている人間について論文を書くのは難しい(政治学では)、というのがあったが、まさにそれに挑戦した一冊。それゆえ、多少、内容にばらつきが目立つが、メルケルが来日したこともあり、読んでおいても良いだろう。2019/02/06

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