光文社新書<br> 老舗になる居酒屋―東京・第三世代の22軒

電子版価格
¥1,012
  • 電書あり

光文社新書
老舗になる居酒屋―東京・第三世代の22軒

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334043346
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0295

内容説明

佳き酒、佳き肴は、店主の誠実さのたまもの。老舗への道を歩む、若き居酒屋との出会いは、嬉しく、大事にしたいものである―。東京に数ある居酒屋の中で、開店から10年に満たないような若い店ではあるが、今後「老舗」になっていきそうな気骨のある22軒を、太田和彦が訪ね歩く。居酒屋の達人が自信を持ってお薦めしたい、東京の新しい良い店と、その味わい方。

目次

冬(タキギヤ 荒木町―若夫婦が営む時代小説に出てきそうな居酒屋;器楽亭 久我山―郊外の落ち着いた住宅街に腕利きの店主あり ほか)
春(みを木 銀座―美大出身の女性店主が営む銀座二丁目の銘酒居酒屋;有いち 荻窪―酒にも魚にも真摯に向き合う若き料理人の心意気 ほか)
夏(樋川 大岡山―私鉄沿線の住宅街に地に足のついた名居酒屋あり;沿露目 門前仲町―粋と洗練を持つ若き店主のこだわりを共に楽しむ ほか)
秋(まきたや 下高井戸―都心から離れた各駅停車の駅で、ただいまと言いたくなる店;釉月 東日本橋―酒も魚も全方位、新店に移りさらに充実 ほか)

著者等紹介

太田和彦[オオタカズヒコ]
1946年中国北京生まれ、長野県出身。デザイナー、作家。東京教育大学(現・筑波大学)教育学部芸術学科卒業。資生堂宣伝制作室アートディレクターを経て独立。2001~’08年、東北芸術工科大学教授。本業のかたわら日本各地の居酒屋を訪ね、数々の著作を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

86
松江の名書店「artos Book Store」の書棚で見つけた一冊。東京だからなぁ。なかなか行けないからなぁと思いその時は別の本を購入したものの、はやり職場近くの本屋で購入してしまった。流石の眼力。読めばその居酒屋の良さが分かり、行きたくなります。紹介された酒肴の美味そうなこと、カラー写真入りなのでその魅力たるや甚だしいことこの上ない。酒のチョイスもシブイ。これはもう行くしかあるまい。 2018/06/09

夜長月🌙

62
これからの有望株を紹介しています。居酒屋を始めてまだ数年というお店ばかりですが料理人は一流処でしっかりと修行してます。「みを木」は趣向を凝らした料理が光ります。荻窪の「有いち」も行ってみたい。丸の内の「シンパチキング」は神田新八を息子に譲った先代が始めた気軽な居酒屋。どこも修業の成果を料理に込めているという創意工夫が見られます。2019/03/13

のぶ

60
雑誌「おとなの週末」に連載されていたものを新書にしたものらしく、いかにも雑誌のコーナーから切り取ってきたような本だった。22軒の居酒屋が紹介させているが、太田さんの名解説に店内の様子と肴のカラー写真が添えられていて、食欲も湧くし、店に行きたくなること間違いない。本当に良さそうな店が載せられている。ただ、どの店も値段が張りそうでこんな処に入り浸っていると散財必至なので、印刷されている写真を肴に、家で一杯が身の程に合っているかもしれない。2018/02/12

おいしゃん

36
毎度お馴染みの太田さんの居酒屋本だが、これは際立って写真が良い。新進気鋭の店を選んだだけあり、どの店も気楽に顔を出せそうなフランクさもありつつ、上品で良い。2019/02/07

かいちゃん

36
門前仲町の1軒だけ行ったことがあった。太田さんの居酒屋番組が好きでよくみてますけど、その番組を見てるように読めた。うんちくが呑兵衛らしくて好きだ。2018/11/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12599152
  • ご注意事項