内容説明
太平洋戦争において“無敵”の名をほしいままにした日本海軍の名戦闘機・零戦―。敵をして「ゼロとはぜったいに一対一の戦闘をするな」とまでいわせた名機の秘密は、数グラムの無駄まで省いた極限の軽量設計による高性能と、「パイロットの気持ちにぴたりと応える」(故源田実氏)類いまれな操縦性の両立にあった。零戦の主任設計者が、当時の資料をもとに執筆した本書は、零戦誕生までの開発秘話と、その栄光と悲劇の原因を明らかにする。それは、今日に続く「日本の技術」の一つの頂点を記した貴重な技術史の記録である。
太平洋戦争において“無敵”の名をほしいままにした日本海軍の名戦闘機・零戦―。敵をして「ゼロとはぜったいに一対一の戦闘をするな」とまでいわせた名機の秘密は、数グラムの無駄まで省いた極限の軽量設計による高性能と、「パイロットの気持ちにぴたりと応える」(故源田実氏)類いまれな操縦性の両立にあった。零戦の主任設計者が、当時の資料をもとに執筆した本書は、零戦誕生までの開発秘話と、その栄光と悲劇の原因を明らかにする。それは、今日に続く「日本の技術」の一つの頂点を記した貴重な技術史の記録である。