光文社新書<br> 漢和辞典の謎―漢字の小宇宙で遊ぶ

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光文社新書
漢和辞典の謎―漢字の小宇宙で遊ぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 342p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334039110
  • NDC分類 813.2
  • Cコード C0281

出版社内容情報

知っているようで知らなかった漢和辞典のさまざまな性格や歴史を解剖。漢字の世界、日本語の世界に分け入る。

内容説明

「漢和辞典」と「漢字辞典」は何がちがうのか?漢和辞典はなぜ頑固でひねくれ者に見えるのか?日本人のある欲求から生まれた「鰯」という漢字。「梟(フクロウ)」という字の恐ろしい由来を載せた辞典。「おおざと」「こざとへん」は「のぼりざる」「こざるへん」だった!?画数の多い漢字No.1はどこに載っているか?ある意味拷問…どう引いたら目当ての字に辿り着けるのか?キラキラネーム用辞典はこんなに昔から…。外国人が作った不思議な漢字辞典…etc.

目次

序章 まずは、ことばの整理から…
第1章 「漢漢辞典」から「漢和辞典」へ
第2章 漢和辞典の引き方
第3章 漢字の「音・訓」の謎
第4章 漢和辞典を解剖する
第5章 漢和辞典あれこれ―変わり種漢和辞典など
終章 現代日本語と漢和辞典

著者等紹介

今野真二[コンノシンジ]
1958年神奈川県生まれ。早稲田大学大学院博士課程後期退学。松蔭女子短期大学助教授、高知大学助教授を経て、清泉女子大学教授。専門は日本語学(おもに日本語史、表記論)。2002年『仮名表記論攷』(清文堂出版)で第30回金田一京助博士記念賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yodo

7
中国の古典を読むための漢和の話が書かれているが、ひらがなカタカナと混じって使われるようになった平安時代以降は日本語の漢字として書く事もあるでしょう、と思うがその辺りはあまり書いてない。「新潮日本語漢字辞典」の事は書いてあったけど。今野さんは日本語の先生に違いないが、漢字の先生では無い気がした。漢和辞典は難しいので、漢字を調べるのも国語辞典でよい気がしている。2024/06/23

たか

7
漢字マニアには(;´Д`)ハァハァな内容でした(笑)2016/05/07

テッテレこだち

5
日本語学の研究者による漢和辞典の概説書、というとちょっと本のイメージからいうとカタい説明になってしまうが、とくに小型から中型の漢和辞典を軸に、漢和辞典の歴史や編纂方針などを、豊富な例と共に紹介したもの。文章が読みやすくてわかりやすい。巻末コラムの白川静の項で藤堂明保をついでみたいに挙げてるのはちょっと笑っちゃった。2024/05/26

このこねこ@年間500冊の乱読家

4
⭐⭐ マニア向けです(笑) 作者の漢和辞典への愛がヒシヒシと伝わってきますが、私のような一般ピープルには、はぁ、って感じの内容でした。 五十音順やアルファベット順で引けない漢和辞典は、使うだけでも色々と苦労があるようです。2020/10/25

とりぞう

4
「漢和辞典」を楽しんでみたいなあと思っている人には『漢和辞典に訊け!』の方をおすすめ。全体としてまとまっているし、漢和辞典の魅力を強く感じさせてくれる(ぼくは読了後に漢和辞典を4冊ほど買いました^^)。こちらの『漢和辞典の謎』の方は、漢和辞典好きがいろいろと気づいたことをエッセイ的に書いたものという感じ。気づくことや得られることはあるものの、本全体を通してのストーリーはあまり感じられないように思います。2016/05/18

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