内容説明
「クルマ離れ」「高級ブランド品離れ」「海外旅行離れ」「アルコール離れ」は本当か?統計のプロフェッショナルによる画期的な現代若者論。統計の入門書、若者に関するデータ集としても最適な一冊。
目次
第1章 統計データを読み解くポイント
第2章 若者はかわいそう?
第3章 若者はお金がない?
第4章 若者の消費実態
第5章 若者の不安
第6章 若者は結婚したくないのか?
第7章 若者の働くことに対する意識
著者等紹介
久我尚子[クガナオコ]
2001年早稲田大学大学院理工学研究科修了(工学修士)、’07年東京工業大学大学院社会理工学研究科修了(学術修士)、’09年同大学院イノベーションマネジメント研究科修了(技術経営修士)。現在、同大学院社会理工学研究科博士課程在籍中。’01年株式会社NTTドコモ入社、’07年独立行政法人日本学術振興会特別研究員(統計科学)採用、’10年株式会社ニッセイ基礎研究所入社。現在、生活研究部准主任研究員。’13年内閣府統計委員会専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
50
少子化と経済の低迷、非正規雇用の増加がカギとなる。主にグラフを読み解くため、統計学の勉強にもなる。2016/07/17
ごへいもち
28
将来への不安が大きいんだろうなぁというのが感想。ところで若者はコンビニを利用しなくなっているとのことだが、利用金額での比較なら単価の低いコンビニよりネット経由の買物のほうが多いのは当然なのでは?…などデータの扱い方に疑問が残るものも2015/10/06
壱萬参仟縁
23
ポイントは明朝太字。20~34歳までの若者を対象にしている(10頁)。若年単身世帯の非消費支出額を用いて算出された非正規雇用者の可処分所得は、少ない(87頁)。あと、対象となっていない、SNEP間際の非正規ワーキングプアも少ないと思うが。論調としては、この著者は若者の中には結構金目に苦労していない人もいるという主張をしたいためのデータが並んでいる感じがする。この著者にお願いしたいのは、35~50歳の中年データの解析である。 2014/09/23
さきん
14
20代として、私が思っていることが、大体統計で裏付けられているのがよくわかった。雇用の安定性が高くなり、男女出会いの場が増えると著者の言うとおり、家庭が増えるのではないかと思う。2016/03/25
魚京童!
13
ないんじゃない。2015/07/31