光文社新書<br> メディアの苦悩―28人の証言

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光文社新書
メディアの苦悩―28人の証言

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334037987
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0236

内容説明

「マスゴミ」「オワコン」と言われる新聞・テレビと、炎上など様々な社会問題をたびたび引き起こすネットメディア―。苦悩を続けるそのトップたちへの取材を中心に、これからの「メディアの役割」をあぶり出すインタビュー集。東浩紀、津田大介、川上量生(ドワンゴ会長)、亀山千広(フジテレビ社長)、中川淳一郎、やまもといちろう、橋元良明(東京大学大学院教授)…―元電通デジタル・ビジネス局局長が、全28人にインタビュー。

目次

第1章 荒涼としたネットの現在地
第2章 新聞生きるか死ぬか
第3章 ニュース売ります買います
第4章 テレビはオワコンか?
第5章 ハフィントン・ポストの狙い
第6章 ソーシャルメディアの責任感を問う
第7章 個人がメディアになる時代
第8章 誰が「広告」を殺すのか?
第9章 情弱ゼロ社会へ
第10章 メディアの役割

著者等紹介

長澤秀行[ナガサワヒデユキ]
1954年生まれ。1977年東京大学文学部国史学科卒業後、電通入社。新聞局で新聞広告を15年担当し、ネット創成期に各新聞社のネットニュース事業の立ち上げに携わる。インターネットメディア部長などを経て、2004年インタラクティブ・コミュニケーション局長、2006年株式会社サイバー・コミュニケーションズ(cci)代表取締役社長CEOとして、メディアレップ事業を指揮。2013年退任後、電通デジタル・ビジネス局局長を経て、現在は一般社団法人インターネット広告推進協議会事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

55
ネットとメディアの関係を様々な立場の人にインタビューした一冊。28人にもインタビューしている為、内容は薄め。今の目で見るとどうかと思う人も中にはいるし。十年一昔というが、本書が出版されたのが2013年。ネットの世界では当時と完全に様変わりしてしまっている。フジテレビは完全にテレ東の後塵を拝し、ニコニコ動画はもう終わってるし、時の流れとは残酷。あとメディア関係者が出てくる頻度が多いが、ネット情報に対してメディア情報の信頼度しかほぼ話題にしてない。そんな戦時中の軍部みたいな精神論だから今の惨状があるのでは。2020/10/28

tetsu

25
★5 メディアに関連する28人へのインタービュー。 ネットの台頭で既存マスメディアの抱える苦悩がよく分かる。 ただでyahooニュースが見れるのにお金を出して新聞を読む人はどんどん減り淘汰が進み、毎日朝刊が宅配される時代は終わってしまうのでは、と予想される。ネット時代に、時間とお金をかけ地道な取材で真相を報道するようなジャーナリズムがコストを回収するビジネスモデルは果たしてあるのだろうか?ちょっと心配。2016/03/13

さとむ

15
新興ネット企業は社会性や信頼性を重んじるべきだという意見に同感。ただし、既存メディアは「問題なし」とは思えない。むしろ、既存メディアこそ影響力が大きいだけに憂慮する点は多い。例えば、低俗番組を垂れ流すテレビ局(コンプライアンスなんていいながら、CM流す企業も同様)。反響がいいからと過激な性特集を繰り返すのは勝手だが、それメインの広告をつくる雑誌社と、「教育の場に新聞を」といいながら売上のため過激広告を掲載してしまう新聞社。消費者軽視と「今がよければよい」という姿勢。苦悩の原因は、自らにもあるのではないか。2014/05/22

Porco

13
インターネットメディアが普及してきたことで、その当事者たちや旧来のマスメディアの人たちはどういうことを考えているのかを取材したインタビュー集。正直、散漫な感じはするのだけれども、朝日新聞(当時)、読売新聞、フジテレビ、ハフィントン・ポストなどのトップらの話をまとめて読めたのはよかった。2015/02/14

minoguchi

10
幅広く豪華な対象者を揃えたインタビューには、大いにうなずくもの、刺激的なもの、ヲイヲイというもの、それぞれあったのだけれど、全体としては何故か今ひとつ印象に残らず(読んだタイミングが悪かったのか?)。まあ、「今」のタイミングの各種メディアの置かれている状況をざっと俯瞰するには悪くはなかったとは思うけど。 2014/05/24

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