内容説明
スローシティやイタリアの美しい村連合に共鳴した小さな町、ショッピングモールの締め出しに成功した町、フェラガモが創り上げた大農場やオーガニックの父と呼ばれた人物の住む村―。グローバル化社会の中で、人が幸福に暮らす場とは何かということを問い続け、町のアイデンティティをかけて闘う彼らの挑戦に、その答えを探る。
目次
1章 人が生きていく上で必要なもの、それは人間サイズの町だ―トスカーナ州グレーヴェ・イン・キアンティ
2章 スピード社会の象徴、車対策からスローダウンした断崖の町―ウンブリア州オルヴィエート
3章 名産の生ハムと同じくらい貴重な町の財産とは?―フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州サン・ダニエーレ
4章 空き家をなくして山村を過疎から救え! アルベルゴ・ディフーゾの試み―リグーリア州アプリカーレ
5章 ありえない都市計画法で大型ショッピングセンターを撃退した町―エミリア・ロマーニャ州カステルノーヴォ・ネ・モンティ
6章 絶景の避暑地に生気をもたらすものづくりの心―カンパーニャ州ポジターノ
7章 モーダの王者がファミリービジネスの存続を託す大農園―トスカーナ州アレッツォ
8章 町は歩いて楽しめてなんぼである―プーリア州チステルニーノ
9章 農村の哲学者ジーノ・ジロロモーニの遺言―マルケ州イゾラ・デル・ピアーノ
著者等紹介
島村菜津[シマムラナツ]
ノンフィクション作家。1963年福岡県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、イタリア各地に滞在しながら、雑誌に寄稿。’98年、ヴァチカンのエクソシストらに取材した『エクソシストとの対話』で21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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