内容説明
師の「むちゃぶり」に、あなたはどう答えるか!?ギリギリの葛藤の中で、弟子は何を悟るのか?中国禅の実質上の創始者「馬祖」による、禅問答集の草分け『馬祖語録』をテキストに踏み出す、禅問答への第一歩。
目次
第1章 あるがままの生活が「道」なのだ(「とりあえず塩や味噌には困ってません」;汚れに染まるとは? ほか)
第2章 坐ればいいってもんじゃない!(「車を打つか?牛を打つか?」;「なんのために、だれが坐っているのか?」 ほか)
第3章 いつも自立した主体であれ!(「大先生」とよびかける;帰りぎわに「オイ」とよびかける ほか)
第4章 自分の心こそが仏である(師の宗旨変えを聞いたとき;泣く子をだまらせるには ほか)
著者等紹介
山田史生[ヤマダフミオ]
1959年福井県生まれ。東北大学文学部卒業。同大学大学院修了。博士(文学)。現在、弘前大学教育学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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樋口佳之
55
ソクラテスはいう。わたしから学ぶ者とは「わたしから学ぶものはなにもない」ということを学ぶ者のことである、と。 臨済もいう。自己とは別のなにかをもとめたりせず、あるがままの自己が仏にほかならないと自覚すればよい、と。/何かが分かりましたとか書いたら、その場で「かーっ」ってやられそうでした。副題を著者はOKしたのだろうか?2023/04/18
ATS
8
★☆☆よくわかりませんでした(笑)今の私には不必要のようです。2017/10/25
猫背
2
禅問答難しい。解説があっても難しい。2016/10/13
sikamo
1
難解な禅問答をとても分り易く解説してはいるけれどやはり本質的に理解するのが難しいことには変わりない。2017/09/25
kikuro
1
初の禅問答本。禅宗関係の本は少し読んだが、イメージが全然違って面白い。内容理解には程遠いが、馬祖や臨済の問答は静よりも動のイメージで勝手に感じていた先入観を崩してくれた。即心即仏。「いま•ここ」の自分のあり方をあるがまま受け入れる。なかなか難しい。「平常心是れ道なり」2013/12/22
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