内容説明
相次ぐ電器メーカーの大損失、労働力の海外流出、国内製品の競争力低下など、日本の製造業が窮地に陥っている。規格大量生産の時代は終わり、ものづくりは転換期を迎えているともいえる。その鍵となるのが、インクジェット技術。精細な液体の粒を「飛ばして」「積み重ねる」この技術で、多種多様な一点モノをつくることができるのだ。食べられるお菓子、マイホームの壁、紙のアンテナやセンサー、電子回路…。はてはDNAチップや人工臓器などの医療分野にまでおよぶ。必要なのはパソコンとプリンターだけ。型も大きな工場もいらない、私たちのライフスタイルや働き方すら変えうる驚きの技術革命が、はじまりつつある。
目次
はじめに 傾きつつある日本のものづくり産業
序章 20世紀型ものづくりの終焉
第1章 インクジェットとは何か?
第2章 ケーキに印刷、家にも印刷
第3章 2次元から3次元の印刷へ
第4章 モノから医療へ
終章 インクジェットで未来はどう変わるのか?
おわりに インクジェットデジタルものづくり革命
著者等紹介
山口修一[ヤマグチシュウイチ]
インクジェットコンサルタント。1983年東京工業大学大学院修了後、エプソン(現セイコーエプソン)でインクジェットプリンターの開発や製品化に携わる。’97年マイクロジェット設立。企業や大学のインクジェット技術研究を支援する傍ら、普及のための講演活動も行う
山路達也[ヤマジタツヤ]
1970年三重県生まれ。東京大学文学部卒。ライター/エディターとして環境、IT分野で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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