光文社新書<br> 子どもが育つ玄米和食―高取保育園のいのちの食育

電子版価格
¥628
  • 電子版あり

光文社新書
子どもが育つ玄米和食―高取保育園のいのちの食育

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334036652
  • NDC分類 376.14
  • Cコード C0277

内容説明

子どもの好物といえば、お子様ランチに象徴されるような味の濃い食べ物だと思われがち。しかし、それとは対照的に、「こんなしぶい子どもは見たことがない」と大人を驚かせている園児たちがいる。毎日納豆と玄米を食べ、おやつには小魚や大豆、昆布をぽりぽり。甘いジュースを好まず、梅と醤油で味つけした番茶をすする。味噌や梅干し、たくあんなどの発酵食品は園児自らの手作り―。この大人顔負けの「本物志向」をゼロ歳児から教えているのが、福岡にある高取保育園。その食理念と給食メニューを、実践方法と共に紹介する。

目次

第1章 乱れる現代の食(壊れた昔ながらの食習慣;間違った食事は健康を蝕む ほか)
第2章 昭和三〇年代の日本食を取り戻す(「昭和三〇年代の食に戻したい」理由;マヨネーズ、ソース、ケチャップに慣れさせない ほか)
第3章 身体感覚をよみがえらせる(何歳であっても、自分のことは自分で;半袖、半ズボン、裸足で運動 ほか)
第4章 今日からできる玄米和食生活(玄米を炊くことから始める;混ぜるだけ、かけるだけのレシピから始める ほか)

著者等紹介

西福江[ニシフクエ]
1929年福岡県生まれ。1968年高取保育園を開園し、当時から園長を務める。玄米和食にこだわった給食を実践。毎日の給食や食べ物に関わる年中行事を通じて、独自の食育を展開する。1992年藍綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イリエ

7
実際に比較調査をしたわけでもないが、経験に裏打ちされた食育のエッセイ本。偏見的な記述も多いので肌にあわない人もいるかもしれない。この方の信念は、効率社会が忘れた一番重要なものを続ける。つまり、食と人間関係は切り離して考えられないってこと。なぜなら、食とは命だから、というロジックを持っている。失敗した事例が一つも出てこないので、逆に説得力が損なわれている。2015/06/30

Humbaba

6
甘いお菓子は子どもには必ずしも必要なものではない。子どもの味覚は明敏であり、美味しく食べないということは料理を提供する側にこそ問題があることが多い。少し失敗したかな、と感じるような場合には実際に子供たちの食は余り進ま無いという事実がそれを証明している。2016/07/10

Humbaba

4
子供の頃の食習慣というのは,その子供の人生を決定づけるといっても良い.子どもが洋食好きであるというのは,最初からそうなのではなく,そうなるように育てられたからである.子供の頃から日本古来伝わる食生活をしていれば,集中力のある子どもに育つ可能性が高い.2012/04/21

ぷぅ

1
ここまでこだわった給食を食べて育ったら、子どもの嗜好も変わるだろうな。玄米までは出来ないが、五分付き米くらいから取り入れみたい。2019/01/20

てるみま。

1
白米ではなく玄米を家族で食べる生活をしてみたい、と思い読みました。毎日お味噌汁・納豆、食器はプラではなく陶器、野菜はできる限り無農薬、おやつは補食と考える、、、玄米にこだわらず家族が喜んで受け入れてくれそうなところからじわじわと実践していきたいと思います。2017/08/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4558841
  • ご注意事項

最近チェックした商品