内容説明
統合失調症、うつ病、双極性障害、依存症を根本から治すには?精神疾患における最先端の研究事例を紹介し、乗り越えるべき最後の壁―脳を直接調べることの必要性を解く。
目次
1 ブレインバンクはなぜ必要か
2 なぜ精神疾患の脳研究が必要なのか?
3 福島ブレインバンク
4 国内外における脳集積の現状
5 ブレインバンクの実際
6 精神疾患はどこまで解明されているのか?
7 ブレインバンク設立に向けて
著者等紹介
加藤忠史[カトウタダフミ]
1963年東京生まれ。滋賀医科大学精神科助手、東京大学医学部附属病院講師を経て、理化学研究所脳科学総合研究センター疾患メカニズムコア・コア長、精神疾患動態研究チーム・チームリーダー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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vodka
2
当事者主義に続いて学者本を。精神疾患の謎を解くための脳の研究。ざっくり読んで大枠掴めたところでホームページみたらとてもわかりやすかった◎「後の世代の同じ病気で苦しむ人たちに希望という贈り物をする」 なかなか運用?に課題は多いんだろうけど、提言書としてもっと知られるべき事柄と思いました。2018/09/01
おすん
1
ブレインバンクなるものがあることを初めて知りました。まだまだ研究が必要な分野なんだなと。少し古い本なので、現在の状況も調べてみようかなんて思ったり。2019/11/02
カイ
1
日本ではまだまだマイナーなブレインバンク。倫理的に批判の声も多いが、精神疾患治療の未来のためにも脳の研究は必要なことだと思います。2011/12/14