光文社新書<br> 子どもの「10歳の壁」とは何か?―乗りこえるための発達心理学

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子どもの「10歳の壁」とは何か?―乗りこえるための発達心理学

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  • サイズ 新書判/ページ数 261p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334036188
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0211

内容説明

近年、子どもの学力をめぐって散見する「10歳の壁」という言葉。また教育関係の雑誌や本の中には、「10歳までに決まる頭のいい子」「運動神経は10歳までに」「10歳でつまずかないために」などという文句が躍っている。しかし、この「10歳まで」という言葉には、いったいどんな根拠があるのか。この点を検証した著者は、そもそもこの「壁」とは、障害児教育の分野で言われ始めたことであり、脳科学の世界でも未だはっきりとしたエビデンスが無いことをつきとめる。と同時に、この10歳前後という年齢は、発達心理学の領域では、やはり非常に注目すべき年齢であるとする。このころに子どもにおこる大きな変化を「飛躍の時」として受けとめ、楽しんで見守るために、これまで明らかにされてきた様々な知見を紹介。また付随して起きるこの歳ごろ特有の問題への対処法を、専門であるソーシャル・スキル・トレーニングの手法などを交えながら紹介する。

目次

第1章 9歳、10歳はなぜ取り上げられるのか?
第2章 9歳、10歳ってどんな年齢?
第3章 「自分」って何?―自己意識の変化
第4章 「考える力」の急成長―認知の変化
第5章 「複雑な気持ち」を知る―感情の変化
第6章 親より「友情」へ―友達関係の変化
第7章 「他人の視点」の獲得―道徳性の変化
第8章 9歳、10歳の子どもとは?―まとめ
第9章 9歳、10歳の「社会性」を育てる支援
第10章 9歳、10歳の「道徳性」を育てるアプローチ

著者等紹介

渡辺弥生[ワタナベヤヨイ]
大阪府生まれ。1983年筑波大学卒業。同大学大学院博士課程心理学研究科で学んだ後、筑波大学、静岡大学、途中ハーバード大学客員研究員を経て、法政大学文学部心理学科教授。同大学大学院ライフスキル教育研究所所長兼務。教育学博士。専門は、発達心理学、発達臨床心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

105
書店には「10歳までにやるべき本」がたくさん並んでいる。それを過ぎたら手遅れのように。教育現場でも勉強についていけなくなる子は小学4年生前後、つまり9歳か10歳に急激に増えるという。その頃の子どもに何が起きているのか?著者は発達心理学の専門家で、自己意識、認知、感情、友達関係、道徳性の変化について論じ、イメージのまとめを述べ、社会性、道徳性を育てる方法を紹介する。他者からの視点を得て、メタ認知ができるようになることが特徴なのかな。2011年発行。10年前の本、子ども時代は風のように過ぎ去る。本棚整理目的。2022/08/24

アマニョッキ

41
書かれていることは分かりやすく、例題も多くて読みやすいのだけれど、はたしてどうすれば10歳の壁を乗り越えられるのかがいまいち分からない。子ども一人一人に個性や能力差があることも踏まえて、その子にあった対応をしていかなければならないということか。我が息子にはとにかく自己肯定感だけは失わないでいてもらいたいな。2017/08/15

33
息子が10歳になってから、やたらタイトルに「10歳までに」などがつく育児本が目につき、図書館予約しても読めたのは11歳になってからだったり(笑)早期教育だ!いやむしろしっかり遊ばせた方がいい!とか、結局どっちなん?!と育児書に怒りさえ出てきたり。あぁ失敗した、二人目でやり直し!っていうわけにはいかないんだから。そんな不安や焦りを無くしたくて読んでみたが……。思春期に入る一歩手前で、心も体も大きく変化する時期っていうことだけは間違いない。2016/05/04

シュシュ

25
10歳は壁というよりも飛躍する時期でもあると著者は言っている。私も仕事柄そう感じている。この時期の子は自分を客観的に見たり複数の視点で見られるようになるので、「国語は苦手だけどスポーツは得意」「先週はだめだったけど今週は調子いい」という考えも持てるらしい。大人も子どもに完璧を求めないで、苦手なこともあるけど得意なこともあってほどほどでいいねというバランス感覚が必要。友だち同士で悩みをうちあけて常にトラブルを心配して不安を高めてしまう『女の子の友情』にはっとした。これは、私もやっているではないか(゚o゚;2014/11/09

nikoniko313jp

20
娘は12歳ですが知人に勧められ手に取ってみました。思春期を上手く過ごせない 不器用な娘。自身の心にモヤモヤを持っていてなかなか消化できずに暗闇にいるようです。思春期について色々書かれていて”そうなんだ”と思える部分もありました。気になった言葉は”ソーシャルスキルトレーニング”。本来なら成長とともに得られるスキルであると思うが私自身が積極的にかかわることで改善されるようです。抽象的でなく具体的に。だらだら同じ対応をしない。とか性格のせいにせず教えてあげる。とか、、、2018/11/04

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