光文社新書<br> 社会主義の誤解を解く

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光文社新書
社会主義の誤解を解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 278p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334036102
  • NDC分類 309
  • Cコード C0236

内容説明

社会主義思想を生んだ産業革命以降の西欧とロシア、さらに日本における受容と変遷を俯瞰しながら、可能な限り冷静かつ客観的に、社会主義を捉えなおす。

目次

第1章 社会主義と資本主義(社会主義の基本定義;資本主義的な生産様式 ほか)
第2章 社会主義思想から社会主義運動へ(社会主義の輪郭形成;社会主義と共産主義 ほか)
第3章 社会主義運動の展開(イギリスの労働運動と社会主義;フランスの皇帝社会主義 ほか)
第4章 ソビエト共産党の時代(第一次世界大戦とロシア二月革命;ソビエト社会主義共和国連邦の誕生 ほか)
第5章 現代の社会主義(第二次世界大戦から東西冷戦へ;二一世紀初頭までの社会主義 ほか)

著者等紹介

薬師院仁志[ヤクシインヒトシ]
1961年大阪市生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(教育社会学)中退。京都大学助手、帝塚山学院大学専任講師、同大学助教授を経て、2007年より同大学教授。主な専攻分野は社会学理論、現代社会論、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やまやま

15
世界における社会主義運動史として西欧中心のものだが、コンパクトに読める。ただ、そもそも人々は何を誤解としているのかという点はあまり古典的な解釈と変わらず、自由競争を放置すると貧困や過重労働や教育格差が拡大すること(また、そのため抑圧や強制や束縛が逆説的に拡大すること)を理解できずに、それに対する社会主義(私自身はサンデルさんたちが言っている「共同体主義」(⇔リベラル)の方が最近は意味合いが理解しやすいが)を危険思想の一つと吹聴することが短絡的な発想と読めた。ソシアルの重要性が一つのカギと見える。2021/01/28

takam

13
社会主義の誤解を解くというテーマだが、ほとんどの話が社会主義を標榜した人たちの権力闘争の歴史に始終している。著者の感覚では、社会主義を掲げた知識層のリーダーが民衆をかこつけて暴動や革命を引き起こして悲劇が生まれたことを強調する。そうなんだろうが、本書のタイトルの趣旨では資本主義と社会主義の対立比較もなく、そもそも著者自身がそこまで経済学や経済思想について明るくないように感じた。ハイエクやケインズといった巨人や現在の経済学者による社会主義についての批評をまとめて、それを解説する本を期待する。2019/12/11

ののまる

10
唯物史観のこと,触れて欲しかった。しかし、日本のかつての社会党や今の共産党は、確かに政党名と主義主張が謎w たしかに憲法には民主主義ということばはなく、だけど政党名には民主があり護憲って、よく考えたら?だった。2021/05/27

それん君

10
【再読】僕はマルクスが絶対的に正しくてそれをレーニン、スターリンが改悪してしまった結果負の歴史を産み出し果てはポル・ポトや毛沢東へ繋がったと思ってました。つまりマルクス信者でした。しかし資本論の言及していない部分もたくさんあること、資本主義が発達してないロシアで革命が起こったことをよく認識しなくてはいけなかったなと思いました。他にも社会主義と労働運動は別物だったけど利害関係の一致からタッグを組むようになり元々の社会主義理論からの亀裂が生じたことも。僕はここをごちゃ混ぜにしてしまってました。要勉強!2017/02/21

それん君

9
ネットを使っていると右傾化しているのかなと思い当たるサイトや動画を目にすることが多い。(むしろ、真ん中に方向転換しただけかもしれないからよくわからない)しかし、そこでは今の社会民主党や日本共産党と社会主義を当てはめて、社会主義を一概に批判するコメントが目立つし、僕自身も社会主義=革命、粛清を想像していた。でも、だったら北欧やベトナムの国々も同じ社会主義じゃないの?と疑問に思っていたところだった。一番のビックリポイントは王政の頃の方が共和制の頃より救民法などで公的政策が充実していたことです。2016/12/15

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