内容説明
本書の舞台は「Opportunity School」と呼ばれる特別学級だ。Opportunityとは、「機会」や「チャンス」の意で、公立小学校で手に負えないと判断された児童を再生させるプログラムである。そこに送り込まれるのは「担任教師を殺そうとした」「虐めっ子に銃を向けた」「ギャングの兄に麻薬の売人を強要された」「同居する叔父に性的虐待を受けた」「同性愛者の高校生にレイプされた」「両親とも刑務所に服役中」などの児童だ。「Opportunity School」の教師は、彼らにどのように接するのか?こういった仕組みが子供たちの立ち直りに有効なのか?そもそも何が悲惨な状況を生み出しているのか?自ら同校の教壇に立った著者による、白熱のルポ。
目次
問題児のための特別学級―Opportunity School
ジェイソン
グレン
2010年
僅かな残り時間
再会
著者等紹介
林壮一[ハヤシソウイチ]
1969年埼玉県生まれ。東京経済大学卒。大学時代にボクシングジムに所属し、ジュニアライト級でプロテストに合格するも、左肘に怪我を負いプロボクサーを断念。週刊誌の記者を経てノンフィクションライターとなる。96年渡米。2006年9月、一〇年の取材を重ね、黒人でワールドチャンピオンとなった五人のボクサーのその後を追った『マイノリティーの拳』(新潮社)を上梓。以来、弱者の目線から見た米国の姿を追い続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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