内容説明
人は近くにいる人を好きになる、人は漏れ聞いたことに感化される、みんなで話し合うと意見が極端になる。人間関係の要諦は影響力にあり。心理学からのアプローチ。
目次
第1章 人はアメとムチに弱い―賞影響力と罰影響力
第2章 人は権威に弱い―専門影響力と正当影響力
第3章 人は好きな人に弱い―参照・魅力影響力、情報影響力
第4章 人は人の行動に弱い
第5章 人は集団内の空気に弱い
第6章 人は無意識レベルでつつかれると弱い
著者等紹介
今井芳昭[イマイヨシアキ]
1958年埼玉県に生まれる。’81年学習院大学文学部心理学科卒業。’88年東京大学大学院社会学研究科社会心理学専門課程博士課程単位取得満期退学。東洋大学社会学部教授。博士(社会学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Q
10
リミテッドにて。 ●影響力の基本は賞と罰 ●近くて見た目良く似ていて好意を示すと良い影響力を与えられる ▷軽く流し読み。思えば全て賞と罰から成り立っている。皆、賞を求め、罰を嫌がる。基本的なことではあるがマネージメントを考える上で非常に重要なベースの考え方だと思った。2019/08/15
Kei
10
本家、影響力の武器は読んだことがないが、この本は完全に心理学の本。知っている内容も多かったが、この本では心理学の実験が多く紹介されていて面白かった。共通の話題として心理学の実験、効果が上がる事がこちらでは多いので、新しい話題が供給できるようにしたい。2017/10/17
おおにし
6
池谷裕二さんの本で我々には自由意志はないと宣告され、この本で無意識レベルまで周りのいろいろな影響力に晒されているという事実をつきつけられると、私はどこまで私自身なのだろうかと考えこんでしまいますね。まあ、それはそれとして、外から受ける影響力について知った後は、逆に周りへ与えている影響力について真剣に考えなければならないということに気づきました。特に親として子どもに良い影響力を与えているかという点については反省することが多いです。2012/12/24
帯長襷
4
「影響力の武器」をもう少し簡単に実践できる心理学寄りにまとめた感じ。翻訳の読みにくさもないから、まずこれから読んでも良かったんじゃないか…。アメとムチもわかるし権威も同調もわかるけど、いちばんはやはり好意じゃないか…。他のやつは気付けば自制やコントロールできるかもしれないが、好意だけは止められなさそう…2020/02/28
はち
4
心理学から見た人に対する影響力。サクッと読める入門編か。私みたいな素人にはピッタリで役立てることは可能だろうが、なかなか奥が深そう。仕事で使ってみようか。2012/05/26
-
- 和書
- 日本古代宮都史の研究