光文社新書<br> 世界経済はこう変わる

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光文社新書
世界経済はこう変わる

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035051
  • NDC分類 332
  • Cコード C0233

出版社内容情報

2009年5月、世界経済の失速が止まらない。
金融システムの崩壊、実質経済の収縮、基軸通貨存続の危機、理念のない巨額の財政支出・・・・・・。今、何が本当に起こっているのか? 何が失われようとしているのか? 我々が将来のために、今、やるべきこととは? 希望はどこに見出されるのか?
ウォール街を知り尽くす銀行家と、新進気鋭の「行動派」経済学者が、金融恐慌の果てに、本当にあるべき社会と経済、国家の形について語り合う。

【著者紹介】
神谷秀樹(みたにひでき)
1953年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、住友銀行入行。84年、ゴールドマン・サックスに転職。以後ニューヨーク在住。92年、現在のロバーツ・ミタニLLCを創業。著書に『さらば、強欲資本主義』(亜紀書房)、『強欲資本主義 ウォール街の自爆』(文春新書)などがある。

小幡績(おばたせき)
1967年千葉県生まれ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)入省。退職後、一橋大学経済研究所専任講師を経て、現在、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應義塾ビジネススクール)准教授。ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)がある。

内容説明

二〇〇九年五月、世界経済の失速が止まらない。金融システムの崩壊、実質経済の収縮、基軸通貨存続の危機、理念のない巨額の財政支出―。今、何が本当に起こっているのか?何が失われようとしているのか?我々が将来のために、今、やるべきこととは?希望はどこに見出されるのか?ウォール街を知り尽くす銀行家と、新進気鋭の「行動派」経済学者が、金融恐慌の果てに、本当にあるべき社会と経済、国家の形について語り合う。

目次

1 最悪のシナリオは実現するのか?(1930年代の世界恐慌よりもひどい状況;借金ができないから消費もできない ほか)
2 借金依存経済に終止符を(財政刺激策はやってはいけない;ケインズは曲解されている ほか)
3 金融と経営の原点へ回帰せよ(失われたのはお金ではなくビジネスモデル;消えてしまった「バンカー」 ほか)
4 再生はどこからもたらされるか(日本は「デザイナー」不足;日本人の作る新しい組織の形 ほか)
5 生き残るための条件(日本人は世界標準で働けるか?;日本人はアメリカ人より10歳幼い ほか)

著者等紹介

神谷秀樹[ミタニヒデキ]
1953年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、住友銀行入行。’84年、ゴールドマン・サックスに転職。以後ニューヨーク在住。’92年、現在のロバーツ・ミタニLLCを創業

小幡績[オバタセキ]
1967年千葉県生まれ。東京大学経済学部卒業後、大蔵省(現財務省)入省。退職後、一橋大学経済研究所専任講師を経て、慶應義塾大学大学院経営管理研究科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授。ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

3
今や日本だけではなくて,世界的に経済は失速し続けている.各国の政府は巨額の財政支出をすることで影響を食い止めようとしている.しかし,それはただ目の前の出来事を止めようとしているだけで,理念が見えてこない.2010/07/25

Humbaba

2
従来成功してきたモデルが,今後とも成功するかどうかはまた別の問題である.時代が変化している以上,それに対応して社会も変化していくことが求められている.今まで見向きもされなかったものが,社会全体から憎悪の念を浴びるような変化も起こっている.2010/09/28

qwel21

2
「すべての経済はバブルに通じる」の続きとして読んだ。今は経済の構造がものすごい勢いで変わっている過渡期。来るべき次の社会構造の構築に向けて、一人ひとりが考え、行動すること。決して奇をてらうことなく、地に足が付いた対談です。2009/05/23

ずんず

1
対談形式でリーマンショック後の経済を語る本。リーマン前は「キャンサーキャピタリズム」として規模を大きくすることが正しいと考えられていたが、リーマン後にあるべきなのは、質にこだわった方がいいのではないかと言う内容が多い。今時点で見えてることを言うと、GAFAが台頭し、中国でのIT関連の躍進があり、本書の中で語られている世の中にはなっていないと思われる。 聡明なお二人でも予想することは難しいのだろう。2020/04/01

Humbaba

1
企業規模が大きくなれば、それだけ出来ることは多くなる。それにより小さな規模の頃には手がけられなかった様な問題にも、対応が可能になる。そのような問題があるのは事実だが、大きくなることがそのまま良い方向にばかり進むというわけでもない。本来は適切な規模になるように進んでいかなければいけないのだが、抑制するのは容易ではない。2017/09/20

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