光文社新書<br> イスラム金融はなぜ強い

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光文社新書
イスラム金融はなぜ強い

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034757
  • NDC分類 338.226
  • Cコード C0233

内容説明

イスラム金融先進国であるマレーシアのゼティ・アクタル・アジス中央銀行総裁は、2008年2月23日に開催された日経イスラム金融シンポジウムで、20%との成長率に言及した。同じようにイスラム金融の先進国であるバーレーンで中央銀行が発表している統計の伸び率をみても、イスラム金融の銀行資産は、この10年間で平均34%の伸び率となっている。仮に20%の成長が今後続けば、5年で現状の2倍を超え、10年で5倍を超える計算となる。こうした現状をみて、イスラム金融は世界で最も急速に成長している金融分野とも言われる。日本は世界のこの大波にどうやって乗るべきか。日本のイスラム金融のパイオニアが考察する。

目次

プロローグ イスラム金融とは何か
第1章 イスラム金融はなぜ伸びる
第2章 イスラム金融の基本を理解する
第3章 イスラム金融取引の現場
第4章 イスラム金融とシャリアの精神
第5章 日本はどう関わるか
エピローグ イスラム金融はなぜ強い

著者等紹介

吉田悦章[ヨシダエツアキ]
1971年神奈川県生まれ。ハーバード大学留学を経て一橋大学商学部卒。’95年日本銀行入行。国際局、金融市場局、調査統計局等で国際金融市場分析や経済調査に従事。2007年に日銀退職後、国際協力銀行にてイスラム金融等を担当。’08年より早稲田大学客員准教授を兼任。同大大学院ファイナンス研究科にてイスラム金融を講義。日本金融学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

Takaaki Sasaki(旧名balthazar)

5
長い間積読していた本。最近耳にすることが多くなったイスラム金融の入門書。イスラムの宗教法とされるシャリアの利子禁止、豚肉、アルコールの禁忌を避けるために考案されたイズラム金融だが、実は30年ぐらい前に始まったばかりだったとは驚き。イスラム金融には信託、事業投資、頼母子講、共済システムなどイスラム圏以外でも活用されている概念に似ているものがあり、シャリアに適合させるためというよりもむしろ資金を用いて経済活動を活発化させることが目的である、と言うことがよく理解できた。2015/10/26

ぺっ君

2
10年前に書かれたイスラム金融の概要解説書。基礎的なことにしか触れられてないが、よくまとまっておりわかりやすい。 イスラム金融商品と一般の金融商品の差はほとんどなく、イスラム金融商品とは金融商品をムスリム向けにカスタマイズしたものだということを理解できたことは収穫。機会があれば現在のイスラム金融市況や具体的な商品の詳細についても知りたいと思う。2018/05/17

影実

1
金利の概念を用いない、教義で禁じられている事業(豚肉やアルコール等)への資金提供をしないといった特徴を持つイスラム金融の2008年頃までの動向について解説した一冊。基本的な技術的スキームを図付きで解説しているだけでなく、背景にある思想にも触れており、入門書として良くまとまっている。イスラム金融の本質が資金を用いて実体経済の活発化を図ることであるという指摘は大変興味深かった。また、SRIとの比較も面白い。ESG投資の影響の有無も含め、イスラム金融の世界・日本での現状についても勉強したい。2021/03/23

0
イスラム金融とはイスラムの教義に基づく金融で豚肉やアルコール事業には資金提供しない。利子はとらない。このような少し閉鎖感のあるような金融だと読み始めて感じたが、急成長の影には需給それぞれのサイドからイスラム金融のみの利用をムスリムがしないことや他者の運用を委託するスキームとしてのムダラバやリースとほぼ同じなイジャラというものがあることがわかり、それほど遠い存在ではないことがわかった。また、イスラム金融と日本の結びつけの例として、東京海上グループのタカフル事業者やイオンクレジットサービス(マレーシア)による2014/05/04

Ryueno

0
イスラム金融について全くの無知だったが、さらっと読めた。金融系の知識があれば、一読でさらに理解できたかも。2010/06/18

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