光文社新書
自殺するなら、引きこもれ―問題だらけの学校から身を守る法

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334034276
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0236

内容説明

いい学校からいい会社に入って、一生安泰という時代は終わりを告げた。かたや学校で頻発するいじめ自殺。それを隠蔽しようとし「いじめはなかった」と強弁するダメ教師と無能な教育委員会、性根の腐った加害者とそんなわが子をかばう親。さらに教師自らいじめに荷担することも―。もはや、こんなストレスだらけの学校に通う理由はひとつもない!本書では、多くの人間が囚われている「学校信仰」を相対化し、不登校児や引きこもりを病気のように扱う社会の価値観がいかにおかしいかを解く。そして、共同体の解体と雇用の流動化が進み、価値観が多様化した時代を前向きに捉え、それに適応する新しい生き方を提案する。

目次

第1章 学校の正体(学校とはなにか;学校制度の誕生 ほか)
第2章 流動化した社会(「学校を出て、就職すればそこそこ幸福に暮らせる」の終焉;流動化した価値観 ほか)
第3章 フリーターの人でも安心して暮らせる社会を(国の起源;子役の就労時間も延びた規制緩和 ほか)
第4章 孤独力、妄想力がコンテンツ立国を支える(「おちこぼれ」がつくる歴史;ADHD、LDだったエジソン ほか)

著者等紹介

本田透[ホンダトオル]
1969年兵庫県生まれ。高校を2度中退後、大検(現・高認)を経て、早稲田大学第一文学部哲学科入学(中退)、同大学人間科学部人間基礎科学科卒業。出版社勤務を経てフリーに

堀田純司[ホッタジュンジ]
1969年大阪市生まれ。高校を中退後、大検を経て、上智大学文学部ドイツ文学科入学。在学中よりフリーランスの編集者として働く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ホレイシア

17
全面的に賛成というわけではない。昔、学校は大嫌いだったが(これは笙野頼子氏と長野まゆみ氏もそうだったらしい。ほかにもいるよね、きっと)、行かなければよかったとは思わないからだ。ただ、今は学校の中が違う。30年前とはまた別種の問題が根を張りつつあるのを感じる。命を削ってまで行くところではないやね。だからといって引きこもることもないと思うけど。もう削除されたようだが、「くだらん」の一言では済まない1冊だったよ。2009/07/14

魚京童!

4
http://kuzirappa.blog.fc2.com/blog-entry-1274.html2013/12/13

紫林檎さん

2
タイトルが「自殺するなら引きこもれ」なので自殺したするくらいならひきこもったほうがいいと言う本かと思いきや学校批判や障害者天才って感じのこと書いててタイトルに合ってない本だと感じた。楽しめたが中身が思ってたのと違うので残念。 4章のADHDやLDは天才のとこは障害者の私から見たら現実的とはかけ離れた根拠のない妄想と見えるしADHDのことは少し知識あるが書いてることが誤解を招く内容に思える。2020/07/29

たらこ

2
「学校制度」というものがいかにして作られ、何を目的として運用されているのか、を筆者視点から捉え、学校に行くメリットがないなら辞めてしまえばいい、という提言がなされる。「自殺するなら引きこもれ!」というのは同意なのだが、果たして本田氏のいうようなエネルギーを生み出せないひきこもりはどうするのだろう?2011/11/23

ひやしなむる

2
『現代(特に戦後)の日本人は、一般には無宗教だと言われていますが、実際には「学校教」という宗教を信じているのかもしれません』『今の学校制度は…サラリーマンを育成するための教育機関です』など、過激な(?)発言にドキドキしつつも納得。そして最後、『本人からこのような(※いじめの)相談が吐露されるときというのは、おそらく断腸の思いで自尊心をかなぐり捨て発信したSOSなのではないでしょうか。聞き手の側もこの時ばかりは、本人の未来を案じるよりも現在の苦境を和らげることを尊重すべきかと思われます』には、激しく同意。2011/07/01

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