光文社新書
紳士 靴を選ぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334033880
  • NDC分類 589.25
  • Cコード C0295

内容説明

それなりの靴をそれなりに手入れして履くことは大人の男の嗜みというものである。本書では、靴の選び方からブランドの特徴、手入れの仕方までをまとめた。単なる実用書にとどまらない、靴にまつわる色々も書いている。

目次

第1章 自分に合った靴とは
第2章 デザインで選ぶ
第3章 欧米の靴を選ぶ
第4章 日本の靴を選ぶ
第5章 革を知る
第6章 靴をケアする
第7章 靴とおしゃれ

著者等紹介

竹川圭[タケガワケイ]
1970年京都府生まれ。ファッション・エディター。靴の業界誌「フットウエア・プレス」、メンズ・ライフスタイル誌「マンスリー・エム」の編集を経て、フリーランスに。現在はメンズ・ファッション誌を主な舞台にエディター、ライター、スタイリストとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

9
ブックオフにて。靴の小史あり。革底は石畳向けなので、日本では無理せずゴム底にしよう(革は滑る)。靴に男女差が生じたのは、背の高い女が好まれたゆえ。16世紀に女の厚底の靴が生まれる。そして17世紀のルイ王朝でヒールが流行る(男女とも)。重要なのは、ヒールに左右差はないこと(まだ靴の左右を作り分ける技術がなかった)▲1860年ごろ、現在の紳士靴が出来た。左右非対称の靴型、革を縫うミシン、クロム鞣し。ほか、都市衛生が向上し、短靴で歩けるようになったことも。雨の日に長靴を履くように、道が悪いと短靴で過ごせない。2019/08/11

washi

3
「ここ数年、日本は空前の靴ブーム」なのだそうだ。高度成長期、市場に安っぽい大量生産の靴が出回る前は、日本には腕のいい職人が大勢いた。近年その職人がリタイアするのを埋め合わせるように、若い優秀な人が靴づくりの世界に飛び込んでいる。今や世界と日本のレベルに遜色はないという。各国の靴の特長や、日本の靴メーカーとオークラや椿山荘などのホテルの開祖が繋がってる話、軍隊、皮革業界、黒沢明……意外なエピソードが面白かった。俺も靴を修理しながら履き続けるようなオシャレな男になりたいな……。2009/03/31

バカ殿。

2
がんばって5万円の靴買ったら、毎日磨いている。2万円以下の靴で短期で捨てるのもいいが、底張り替え5年以上使えば逆に安上がりだし、愛着もわいて楽しい。2016/10/09

Koki Miyachi

2
もともと靴が大好きで、そこそこの知識は教養として知っていた積もりだった。確かに確立された世界のブランド、靴の製法、靴にまつわるヒストリーなんかは、既視感がある話が多かった。この本を読んで良かったと思えるのは、日本の靴文化のこれからのあり方や、新しい靴文化の担い手について熱く語ってくれているトコロ。その愛情にこちらも熱くなってしまう。いつか自分も一足作りたいと思いながら…(^^)2012/08/20

☆やす

1
靴好きがヒシヒシ伝わる内容。靴のデザインやデザイナーがどんどん出てきてついていけなかった。日本に皮革試験場があること、牛革の場合現在欧米産と国産が拮抗しているのは知らなかった。今の自分の靴は大した値段ではないが、気に入っている。トップリフトを交換してみようと思う。2017/03/29

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