光文社新書<br> 名城の由来―そこで何が起きたのか

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光文社新書
名城の由来―そこで何が起きたのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334033842
  • NDC分類 521.82
  • Cコード C0221

内容説明

徳川家康はなぜ荒れ果てた江戸にこだわったのか。秀吉が、武蔵が―。乱世を生きた男たちの夢と誇りが、ここにあった。城そのものの「物」ではなく、その場で起きた出来事や人々の生きざまを想像し、その心の軌跡をたどる、城郭鑑賞の醍醐味。

目次

序章 幻の城―新史料が語る新事実
第1章 城づくりの天才、豊臣秀吉(長浜城―秀吉初の居城;大阪城―古代から重視された聖地 ほか)
第2章 徳川家の城(岡崎城―神君出生の城;江戸城―家康がこの地にこだわった理由 ほか)
第3章 キリシタンゆかりの城(長篠城―時代をぬりかえた舞台;安土城―西欧建築の影響 ほか)
第4章 剣豪・宮本武蔵ゆかりの城(小倉城―城下で起きた巌流島の決闘;明石城―近世的な配置 ほか)
第5章 各地の大名の城(小田原城―日本最大の惣曲輪;松本城―漆黒の天守を誇る「烏城」 ほか)

著者等紹介

宮元健次[ミヤモトケンジ]
1962年生まれ。作家・建築家。’87年東京芸術大学大学院美術研究科修了。宮元建築研究所代表取締役、愛知産業大学建築学科講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海月

54
非常に難しい本だった…。というよりも時代背景が長すぎるから自分が好きな時代だけ読めば楽しいのかもしれないがちゃんと読むと結構苦痛。新書で出てるものの初心者向けではないと感じた。ただ初めの徳川、豊臣の城歴史は読めて良かった。後半になるにつれて興味が削がれていってしまいました。 とは言えやっぱり城って時代によって建築方法が違うんだなと改めて実感。キリシタンが入ると西洋の模式の城になったなんて知らなかったですわ。2025/05/22

金吾

27
城に関するエピソードは面白かったです。江戸城の七つの台地の話やのの字の堀の話は良かったです。2024/04/24

Kumisuke92

10
秀吉の長浜城建築にまだ若き藤堂高虎がいた。高虎は、のちに城造りの名手と呼ばれるようになるが、先見の明あふれる長浜城に関わった若き日の経験が活きているのだろう。個人的にワクワクしたのは、高山右近の項。金沢城造りに関わっていて、そこにはキリシタン大名らしくルネサンス様式の街づくりの知見が生かされているという。のの字型の城壁に囲まれた街づくりは、ヴェネチアなどと同じなのだ。小堀遠州もまた西洋の技術を活用して兼六園の水の流れを作っている。そんな西洋文化との共通性の視点から金沢を再訪してみたいと思う。2016/02/19

Jun

1
日本一周中に読んだ本。 実際に長浜城、駿府城、金沢城、島原城、小倉城、熊本城、小田原城が出てきて嬉しかった。そして、「城下町内の外側に寺を配置することで、心理的に城に攻めにくくさせることとか、大工に注目して、この城下町のこだわりなどの視点は面白かった。 しかし、推測が多かったり、いろんな城を紹介してる分、内容が薄い点が気になった。2024/04/03

ぐちーず

1
藤堂高虎 高山右近 小堀遠州それぞれに西洋の技術・築城の影響があったとは驚きだった。また最後のキリシタンとの関係性のところや宮本武蔵の話は話が散漫になるかと思ったらそうでもなかったが、1つの本でまとめても面白いのではと思った。2010/10/03

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