光文社新書
指導力―清宮克幸・春口廣対論

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  • サイズ 新書判/ページ数 332p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334033453
  • NDC分類 783.48
  • Cコード C0275

出版社内容情報

個人のやる気と才能を引き出し、強い組織をつくるには?
名指導者2人が、その経験とノウハウを存分に語る!

監督として、早稲田大学ラグビー部を一三年ぶりに日本一に導き、さらには三一年ぶりの連覇、社会人トップリーグチームを破る快挙を成し遂げた清宮克幸(サントリーサンゴリアス監督)。関東学院大学ラグビー部を部員八人の状態から常勝チームに育てあげ、九年連続大学選手権決勝進出(継続中)の偉業を達成した春口廣。互いに尊敬し合うライバル同士でもある名指導者二人が自身の経験とノウハウをもとに、「指導力」の肝について、深く、面白おかしく、存分に語り合う。
大学ラグビーのファンだけでなく、すべての指導者、部下を持つビジネスマン必読!

【目次】

序章――五年目のノーサイド

第一章 五年間の死闘をふりかえる
チームは生き物/「史上最強」早稲田vs.関東学院/次につながる負け/優勝する雰囲気づくり/日本代表監督
コラム 理論武装したギャンブラー――清宮克幸監督

第二章 強いチーム、組織のつくり方
いい素材をどう見つけるか/組織の規律/チームづくり
コラム 情に厚い、うるさい鬼先生――春口廣監督

第三章 ジャパンを強くする方法
なぜワセダとカントーが強いのか/大学ラグビーの課題/ジャパン強化/ラグビーの未来

あとがき
早稲田vs.関東学院試合結果(二〇〇一~二〇〇五年度)
決勝レビュープラス1(二〇〇一~二〇〇五年度)
 二〇〇一年度 清宮早稲田、新たなる創造と継承
 二〇〇二年度 一三年ぶりの頂点
 二〇〇三年度 復活春口、粉雪に舞う
 二〇〇四年度 ふたたび、頂点へ
 二〇〇五年度 三一年ぶりの連覇
 日本選手権二回戦 トヨタ撃破の必然

●有言実行するには●リーダーの重要な資質とは●組織全体の熱が必要●ステージをどう準備するか●勝つ雰囲気をつくりあげる●好素材だけでは勝てない●組織の適正人数●情か技術か●ワセダのスタンダード●学生との衝突●きれいな目標設定なんてない●学生たちの顔が羅針盤●人材の配置●若手起用の難しさ●技術点と気持ち点●スタッフの役割とは●選手づくりではなく人づくり●“たら・れば”をつくらない●奥克彦さんが道標●日本代表監督へ

【著者紹介】
松瀬学(まつせまなぶ)
一九六〇年長崎県生まれ。福岡・修猷館高校、早稲田大学ではラグビー部に所属。同大学卒業後、共同通信社入社。同社では、一貫してスポーツ畑を歩み、二〇〇二年に退社。著書に『汚れた金メダル 中国ドーピング疑惑を追う』(文藝春秋、一九九六年度ミズノスポーツライター賞受賞)、『早稲田ラグビー再生プロジェクト』『日本を想い、イラクを翔けたラガー 外交官・奥克彦の生涯』(以上、新潮社)、『宇津木妙子・麗華物語 日中に架けるソフトボールの夢』(集英社)、『関東学院大学・春口廣 強いだけじゃ勝てない』(光文社新書)などがある。

内容説明

監督として、早稲田大学ラグビー部を一三年ぶりに日本一に導き、さらには三一年ぶりの連覇、社会人トップリーグチームを破る快挙を成し遂げた清宮克幸(サントリーサンゴリアス監督)。関東学院大学ラグビー部を部員八人の状態から常勝チームに育てあげ、九年連続大学選手権決勝進出(継続中)の偉業を達成した春口廣。互いに尊敬し合うライバル同士でもある名指導者二人が、自身の経験とノウハウをもとに、「指導力」の肝について、深く、面白おかしく、存分に語り合う。大学ラグビーのファンだけでなく、すべての指導者、部下を持つビジネスマン必読。

目次

序章 五年目のノーサイド
第1章 五年間の死闘をふりかえる(チームは生き物;「史上最強」早稲田vs.関東学院;次につながる負け ほか)
第2章 強いチーム、組織のつくり方(いい素材をどう見つけるか;組織の規律;チームづくり)
第3章 ジャパンを強くする方法(なぜワセダとカントーが強いのか;大学ラグビーの課題;ジャパン強化 ほか)

著者等紹介

松瀬学[マツセマナブ]
1960年長崎県生まれ。福岡・修猷館高校、早稲田大学ではラグビー部に所属。同大学卒業後、共同通信社入社。同社では、一貫してスポーツ畑を歩み、2002年に退社。著書に『汚れた金メダル 中国ドーピング疑惑を追う』(文藝春秋、1996年度ミズノスポーツライター賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

40
「人を育てる」という情熱、エネルギーがおふたりともにすごく強く感じられた。こういう指導者に巡りあえる、それだけで幸福であろう。チームを作り上げる、強くしていく、個も全体も大事にしながら鍛えていくという難しいテーマが詰まっている。2015/05/24

にゃん吉

3
名門早稲田を復活させた清宮氏と、弱小関東学院を強豪へと一代で育てた春口氏。5年連続で大学選手権決勝で対戦した両監督の対談。対談時は平成19年、清宮氏の退任が決まり、日本は、まだW杯の誘致を目指していた頃。二人の縁、指導法、対戦した試合の機微から、スポーツクラブ化の夢、日本代表の将来まで、闊達に語られています。二人の言葉から、ラグビーへの愛、情熱、指導に対する信念が伝わります。清宮氏がトップリーグを変えると言い、春口氏が清宮氏に、日本代表の監督になるべきとエールをおくっていたのが、今見ると感慨深い。    2019/11/02

Galileo

2
強烈な指導力を持っていた2人の対談です。今で言えば帝京と明治といった感じかと思いますが、ここまで指導者が全面には出ていませんね。 やはり、この2人の指導力の強さを改めて感じますね。2024/11/02

とりもり

2
5年連続で同じ顔ぶれの大学選手権決勝になり、早稲田の3勝2敗(最後は2連覇)となった監督2人による対談。全体的に清宮寄りの編集になっているのはスター性の差で仕方ないかも知れないが、結局何が指導力なのかは曖昧なまま。ノウハウ的なものを期待しても肩透かしかと。この後すぐに、関東学院大学で前代未聞の大麻取締法違反で逮捕者を出したことと重ねると、指導力というタイトルに疑問がないとは言えない気も。とは言え、一時代を築いた名将の対談なので読み応えは十分。ラグビーが盛り上がる今、当時の認識との差異も感慨深い。★★★☆☆2019/10/12

srmz

1
清宮監督のことを知りたくて手に取った一冊。「俺についてこい!勝たせてやる」って言えるリーダーってカッコいい!今の自分には言えない。だからこそ前に出て存在感を出していかないと。自分が行動して変わらないと。クレイジーな組織を作りたい。2018/06/17

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