出版社内容情報
海がきれい。空気がきれい。都会に疲れた。静かな所で過ごしたい。誰も知らない島へ・・・。
最北の島から南の島、なにもないのにもう一度行きたい島まで、シマの誘惑。
内容説明
海がきれい。空気がきれい。都会に疲れた。静かな所で過ごしたい。誰も知らない島へ―。
目次
第1章 こんな顔もあったんだと思った島
第2章 島人はどんな暮らしをしているんだろう
第3章 大自然の恵みにどっぷり浸る
第4章 いるだけでなんだか寛いでしまう島
第5章 ちょっと遠かったなあ~―絶海の孤島
第6章 なにもないのにもう一度行きたい島
第7章 すべて美味しくいただきました
第8章 みんなどうもよく知らない謎の島
著者等紹介
斎藤潤[サイトウジュン]
1954年岩手県盛岡市生まれ。東京大学露文科卒業。一人で行った初めての島は、礼文島。学生時代は、島と僻地を巡る旅に明け暮れた。月刊誌「旅」、旅行情報誌の編集に携わった後、独立してフリーランスライターに。テーマは、旅、島、飾、農林漁業など
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
流之助
20
このご時世、島へ旅をする気分を味わいたいならこの本。執筆時期が現代ではないだけに、空間だけでなく時間をも超越した旅行気分をわずかなりとも感じえた。軍艦島のくだりが印象に残る。著者は偶然の出会いを良きものとして楽しむ人で、そんなおおらかな描写のされ方にも楽しませてもらった。2020/09/09
kotte
16
Kindle Unlimitedで読みました。コンパクトシティ構想など、居住地を集中させる政策が進む中で、人が住んでいる離島がこんなに存在することに驚きました。離島居住は居住者1人あたりのインフラコストが高くなりがちなので、今後本書で紹介されている離島に居住を続けられるかは政策次第といえるのではないでしょうか。美しい離島、居住者の文化を守りたいとは思いますが、政治はどのような決断をするのかが気になります。2017/05/18
niz001
6
著者の島好きがよく伝わってくる。ぶらっと、は難しいけど行ってみたくなる。流石に行ったことあるのは一島だけでした。2020/07/07
金監禾重
4
島を訪れる困難、宿泊の困難を乗り越えるエピソードが面白い。島の人となかよくなる著者のコミュニケーション能力は痛快だが、うまくいかなかったこともあるだろう。一遍だけ、島の住人の悪意が垣間見えるものがあった。著者の書きぶりでは、数十年前と読めるものもある。島の状況はどんどん変化しているだろう。歴史資料としての価値もあるのではないか。訪問した時期がほとんど記されていなかったのが残念だ。それにしても、地図が不適当だ。旅モノで道中の苦労が書かれるなら、出てくる地名を示す地図は必須だ。2019/04/08
はち
4
こういう僻地の本、大好きです。興味があるのは青ヶ島と今回はなかったトカラ列島。地元の釣島も出てて感激。松山にいる間に行きたかった。2010/09/24