目次
第1章 世界「格付け支配」の跫音
第2章 「新種」のラッシュが始まった
第3章 新たな稼ぎ頭―証券化・公共セクター
第4章 格付け会社別・収益の構造
第5章 格付け決定の裏側
第6章 格付け仕事人「アナリスト」の正体
第7章 格付けで“未来”を読む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
55
「格付けを活用できる者が勝つ」確かにその通りだと思う。日本で格付けが浸透してからまだ日は浅いというが今やランキングや各付けは毎日目にするレベルに達している。2019/02/06
佐島楓
20
ムーディーズやS&Pといった格付け会社。どういう基準で格付けを行っているのかといった基本的な情報から、格付けアナリストの給料まで、さまざまな事柄が記してある。日本の大学や病院に対する格付けがかなりあいまいな基準でつけられている面があること、米国での格付け会社の歴史が思った以上に長いことがわかった。米国式の感覚が持ち込まれたわけなので、ピンとこない部分があるのはある程度仕方ないのかもしれない。ただ実質的に世界経済を左右するほどの力を持っているのも確か。知識を持っておくのは正しい判断につながると思う。2014/02/18
Sanchai
0
http://sanchai-documents.blog.so-net.ne.jp/2008-11-15-32006/02/11
Naota_t
0
「格付け」について大所高所で分かり易く説明されている。お勧め。 その仕組みや歴史、海外と日本の比較や歩みがとても為になった。 副題“いったい誰がトクをするのか”には、つくづく考えさせられる。 一民間企業の一意見なのは尤もだけれど、今やその評価が投資家原理に直結する影響力を持っていては、「公器」といって過言ではない。 確かに「投資の一参考意見として見てちょうだい」ってアカウンタビリティを回避する免罪符は、ナンセンスという認識を改めて持ってほしい。 2012/12/05
matypoyo
0
格付け会社が格付けをするだけでなく、コンサルティングも含めて取り組むことで収益をあげている。独自に収益の手段をもつことで、外部からの影響を受けずに独立した格付けをすることができる。なるほどと思いつつも、独立を保つのは大変だな。。。2018/12/17