目次
はじめに―「きよ田」と「あら輝」
つまみは白身から
一貫目は鮪
新子の「しなやかな」味
「ぬる燗」の海老
蛤は手にのせて
蛸は揉んで揉んで
穴子は炙って香ばしく
巻きものあれこれ
舎利が命
著者等紹介
荒木水都弘[アラキミツヒロ]
1966年福岡県大牟田市生まれ。高校卒業後、神奈川県・箱根のホテルに就職。その後、東京・目黒の名店「いずみ」で江戸前鮨の修業を積む。銀座「きよ田」の主人の薫陶を受けた後、2000年7月「あら輝」の主となる
浅妻千映子[アサズマチエコ]
1972年東京生まれ。フリーライター。聖心女子大学卒業。食に関する取材を中心に「dancyu」「週刊文春」などで活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
松宇正一
1
「あなたはいま、上野毛の駅から歩いてたどり着いた、「あら輝」の暖簾の前にいます――」という書き出しで始まる、世界一といわれた銀座の寿司屋「きよ田」で修行した主人荒木水都弘氏による「あら輝」カウンター越しの「語り」で構成された臨場感たっぷりの珍しい一冊。職人の努力、心意気や、職人目線でしかわからないきめ細かい動作の意味やコツ、また、得する客の立ち居振る舞い、などなど、久々の「ためになる本」。★★★★2014/11/27
☆☆☆☆☆☆☆
0
丸々一冊ある寿司屋のプロモーション。なぜか文体はずっと主人の独り言調で、ところどころ挟み込まれる筆者へのお世辞には背中がむずがゆくなる。やたら口数の多い寿司屋なんだなぁという感想しかでなかった。なんだこれ。2016/12/23
だーぼう
0
日本で最も予約が取れないお店…なんだけど何ら問題はない。いつでも紙上でおまかせが食べられる!ブログに感想を書きました。2007/11/21
赤穂幹太
0
回転寿司でいいから食べたくなった2019/07/10
島耕 作太郎
0
★★★★☆ミシュラン3つ星を獲得後、銀座の店を閉めて、ロンドンで300ユーロ(39,000円)の勝負。先輩ROCK YOU(2012年)のインパクトが忘れられない。銀座「きよ田」の…をぶち破った人。どんなジャンルでも、出来上がった名店は、味が高水準で「安定」していて、サービスは、その店の流儀に収まっている。「あら輝」は、その逆の「未完成の魅力」。独立当初から最高水準の握りであるが、通えば、必ず目で舌で感じられる「変化」。最高を追及してやまない気持ちが「変化」という形。ロンドンでは、「The Araki」。2018/11/04