光文社新書
造形集団 海洋堂の発想

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334031602
  • NDC分類 507.9
  • Cコード C0295

内容説明

おまけをビッグビジネスに変えた“食玩の巨人”そのパワーとスピリッツ。

目次

第1章 模型屋時代(最初は貸本屋;模型屋かうどん屋か;爆竹で戦艦を爆破;中学生店長誕生;フィギュアとジオラマの店に;プラモデル全盛時代;高校へは行かず;仕入れの駆け引き;“アートプラ”=帆船模型を売り出す;館長倒れ、スタッフ分裂;日本一周部品セールス;スロットレーシングが大ブレイク;ホビー館誕生;プラモデルの凋落;借金を借金で返す日々;テレビゲームで大復活)
第2章 ガレージキットで大進撃(ガレージキットの夜明け;自分たちが欲しかったものを作る;商売気なしからメジャー志向へ;版権獲得に乗り出す;アカデミー受賞者に認められた技術;次第にメーカーらしくなってくる;大手企業立ちはだかる;海洋堂乗っ取り事件;悪魔の囁き)
第3章 食玩で大爆発(スポーンに衝撃;“コミック後進国、フィギュア先進国”アメリカ;チョコエッグ誕生;「動物フィギュアは売れない」の常識を覆す;ノンキャラクター、強力キャラクターものに勝つ;天才造形師;中国の海洋堂シンパ;一般に受け入れられるための“フック”;チョコエッグの終焉;「ぬるい」のは嫌い)
第4章 原型を作る造形師たち(単に写実的では意味がない;オタク心と一般向けプロデュース能力のバランス;ドイツ軍式労働体制;象徴は館長)

著者等紹介

宮脇修一[ミヤワキシュウイチ]
1957年大阪府生まれ。海洋堂専務。海洋堂は、修一の父・修が模型店として64年に創業。80年代、ガレージキットの製作をスタート。アニメや特撮番組のキャラクター、恐竜作品における精巧な造形力が内外の高い評価を受ける。近年は「チョコエッグ」の爆発的ヒットにより、マニアのみならず一般の支持も集め、企業として飛躍を遂げる。2002年8月現在、従業員数四〇人、資本金二〇〇〇万円、年商十三億円(2002年3月期)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ねこ

102
日本が世界に誇るフィギュア業界。コトブキヤ、バンダイ、ボークスなど切磋琢磨する中、海洋堂は昔からとんがったフィギュアを作る印象があります。最初は模型店だったのですね。創業者の宮脇修さんのバイタリティは凄まじくその息子の修一さんは中学生にして店長。お飾りではなく全てこなしていたというから驚きです。そしてガレージキット、食玩チョコエッグで大躍進。家族経営から会社組織になったが、自分達の作りたい物を作る事を貫き、専務以下造形師達もこだわり続ける。今は「ガチャの森」など一般の人もフィギュアを買う。いい時代になった2024/01/22

風竜胆

4
小さくてもダイヤモンドのような輝きを放っている、ユニークなの会社。その秘密の一端をこの本で見たような気がする。2013/02/08

ぞだぐぁ

2
海洋堂の経営者が書いた、海洋堂の歴史や造型士の紹介。なぜチョコエッグを止めたかとか、とりあえず有名だから海洋堂のフィギュアをポケモンがオマケにした訳ではないとか、裏の話も。2012/06/29

someru

2
昔はまった海洋堂の食玩。それを創り出す人たちの情熱に圧倒された。2010/09/09

もっさん

2
★★★☆☆ ワンフェスって海洋堂主催だったんですね~2010/03/14

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