光文社新書<br> 紀州犬―生き残った名犬の血

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光文社新書
紀州犬―生き残った名犬の血

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334031350
  • NDC分類 659.4
  • Cコード C0295

内容説明

人と犬との付き合いは古く世界的にはメソポタミア文明の時代に、日本では縄文時代にまで遡るといわれる。人は盲導犬や警察犬など、さまざまな分野で役に立つ犬を作りだしてきた。しかし「猟」という犬本来の本能に不可欠な犬もいる。今、北海道の羅臼に本来はイノシシを獲る紀州犬でありながら、エゾシカやヒグマの猟に目覚めた一頭の天才的猟犬がいる。名猟犬の血を正統に受け継ぐ紀州犬「熊五郎」と犬を取り巻く人々との共生の姿を描く。

目次

第1章 紀州犬伝説
第2章 「熊五郎」誕生
第3章 エゾシカとの闘い
第4章 ヒグマを斃す
第5章 危機一髪
第6章 あくなき闘志

著者等紹介

甲斐崎圭[カイザキケイ]
1949年島根県生まれ。近畿大学法学部卒。学生時代に文芸誌の新人賞に入選。以後、作家活動を開始。一年の大半を山や海などのフィールドで取材。フィクション、ノンフィクションともに山暮らしの人々や海に生きる人々を訪ね、自然や山とのかかわりをテーマにした作品が多い
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

4
☆×4.5…今の時代、犬という言葉を聞くとやはり、愛玩犬の方が真っ先に浮かんでしまうものです。だけれども、盲導犬や聴導犬等、働く犬がいるということもまた事実。この本に出てくる紀州犬はまさに狩をするために生まれた犬。だけれどもその資質が出てくるかは飼い主、犬次第。犬は何も考えていないだろう、と思うけれどもそうではないことはこの本を読んでいるうちに感じることでしょう。経験をつみ、失敗もすることによって彼らもまた、成長しているのですから。犬という生き物の別の見方が、ありました。2013/11/29

虫歯治療中

0
想像以上に読み応えのある内容。犬に惚れる。2011/11/21

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