内容説明
津吹淳一、２０歳。覚悟の上の二浪生。弟が先に大学生になったのも冷静に受けとめていた。しかし、またまた入試方式に変更があり、いままで５教科だった志望校の入試科目が３教科になり、私大並もの激戦が予想される。夏―すべてにいや気がさし無気力になった淳一。予備校に行く気もなくし、部屋にこもり妖しげなビデオにうつつをぬかす‥。必然的に模試の成績が下がり、力尽きた感じ。そんな時、新しく友達になった君原理紗が、浪人生活に疲れて淳一を頼って来た。理紗をなぐさめるうちに淳一は理紗に抱きつかれ、いつしか２人は…。奇才が綴る悲しくもおかしい青春まっただ中。大好評『学問ノススメ』〈挫折編〉〈奮闘編〉に続いて贈る完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tsub6_6aki
2
○
鎌倉喜昭
2
青春時代に読みふけった三部作。とにかく曲者揃いのキャラの中、大道寺の手紙と、そのあとの主人公の「とも」へのひたむきな思いにむせび泣いた。
洪七公
1
既読本1990/11/16
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