内容説明
昭和20年、終戦。結城暢子―ノンちゃんの一家は土佐の親戚の家に疎開していた。明るく元気な彼女だが、そそっかしいのが玉にきず。せっかく、伯父・市太郎が持ってきた武野博史とのお見合いを台無しにしてしまう。それは心に秘めた初恋の人、蓮見雄一郎元海軍少尉のためだった。その蓮見との再会、しかし彼は…。そんな彼女には「新しい時代の女性のための本作り」という夢があった。そこに東京の出版社から、編集者として迎えたいと手紙が!意気揚々と上京した彼女の前には、波乱万丈の世界が。大人気のNHK「朝の連続テレビ小説」を、原作者が小説に書き下ろした、待望の珠玉作登場。