感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コマンドー者
2
十津川ものの長編だが、戦前と戦後の2つの時間軸で事件が絡み、鉄道アリバイトリックではなく、作中手記から十津川が事件を解明するという凝った構成の本格志向である。戦前の軍部の問題も絡み、80年代の数多ある十津川ものとしては読みごたえのかなりある傑作と言える。2022/05/01
まいAMI西
1
【再読】 「つばめ」というと栄光の特急。そのイベントトレインと43年前の燕を掛け合わせた魅力ある作品。2022/06/29
ここり
1
初めて西村さんの本読みました。けっこう古い作品ですがそんなに読みにくさもなく、面白く読めました。ただ、鉄道に全く興味の無い自分にとっては、まぁそこそこ面白かったって感想ですね。2012/09/21
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
☆×3.5…この本は犯人が途中で提示されてしまうため謎解きのミステリーではありません。むしろ犯行が起きた経緯を読み解いていく、といった感じの作品、そして鉄道ファンは写真が出てくるので必見であります。これはまさに時代が巻き起こした悲劇としかいえないです。もしもこの世の中に「戦争」というものがなければ…と思うと。最後に出てくるある手紙はまさに悲しみの塊でしょう。悲劇の時代だから、何も言えなかった…何か考えさせられる作品でありました。2012/06/21
二分五厘
0
1985.5.10