出版社内容情報
小学1年生のかずまは、学童クラブで飼っているキアゲハの幼虫“なっちゃん”が大好き。毎日学校が終わると、エサのフェンネルを摘んで学童クラブへ向かいます。ですが、今日は飼育箱の中を探してもなっちゃんの姿が見えません。すると友だちのめいちゃんが言いました、「あれ? しいくばこの ふたって、なかったっけ?」。ふたを閉め忘れたのは、先に来てエサをあげたれんくんだと勘違いしたかずまは、れんくんに冷たい態度をとってしまうのですが……。
幼虫からさなぎへ、そして美しいチョウへと姿を変えていくなっちゃん。その小さないのちを慈しみ、変化を見守る子どもたちの心の成長を、日常にある大切な気持ちを丁寧にすくいあげてきた児童文学作家・深山さくらならではの視点で描きます。澄んだ夏の空のような、さわやかな読後感が残る一冊です。
【目次】
内容説明
たくさん食べて、うんちをして、一生懸命生きているキアゲハの幼虫・なっちゃんのことが大好きなかずま。小さないのちを慈しみ育てる子どもたちの、まっすぐな心をさわやかに描いた物語。
著者等紹介
深山さくら[ミヤマサクラ]
山形県上山市生まれ。『かえるのじいさまとあめんぼおはな』(教育画劇)でひろすけ童話賞受賞。日本児童文芸家協会会員
下平けーすけ[シモヒラケースケ]
茨城県生まれ。児童書を中心にイラストレーターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
3
学童クラブの部屋で育てているキアゲハの幼虫、なっちゃん。エサをせっせと食べて大きくなった。3匹貰った中でいちばん大きな子をなっちゃんと名付けた。ところがある日、飼育ケースの蓋を閉め忘れたのか、なっちゃんがいない!よく思い出せば自分が蓋をし忘れたのだったのに、かずまはつい声を荒げてれんくんを詰ってしまった。悪いことをしたと思ったけれどその場では何も言えず、おばあちゃんに相談して心を決めた。謝ってまたいっしょになっちゃん探し。多分サナギになっているはず。羽化したなっちゃんの旅立ちはみんなの希望を乗せていった。2026/07/28
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