構築された仏教思想 明恵―真言密教から見る清僧の真実

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構築された仏教思想 明恵―真言密教から見る清僧の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784333029471
  • NDC分類 188.32
  • Cコード C0315

出版社内容情報

明恵(1173~1232 承安3―貞永1)は、山城高山寺の開山で、華厳宗中興の祖です。16歳のころ東大寺で受戒、顕密諸学を畿内の諸学僧に学び、1206(建永1)後鳥羽上皇より栂尾山を賜わり、高山寺を創建して華厳興隆の道場としました。戒律を重んじ、念仏の徒の進出に対抗し、顕密諸宗の復興に努力し、『摧邪輪(ざいじゃりん)』(法然の専修念仏は菩提心を否定すると批判する論書)を著します。数度にわたってインド旅行を計画しましたが病のため実現できなかったといいます。承久の乱(1221)では敗兵をかくまったり、死んだ武士たちの妻のために尼寺の善妙寺を開くなどしました。遺訓に「人は阿留辺幾夜宇和(あるべきようは)と云う七文字をたもつべきなり」と述べて持戒の心構えを示し、また毎夜の夢をつづった『夢記(ゆめのき)』も遺しています。これはユング心理学の第一人者河合隼雄に大きな影響を与えました。臨済宗の祖、栄西が宋から伝来した茶の種を栂尾山にまいて栽培したことも有名で、和歌も多く残しました。本書は日本文化にも影響を遺した名僧の生涯と思想を知るための入門書といえましょう。


【目次】

第一章 明恵伝記をめぐる世界
1 語り継がれた明恵像
2『伝記』と『行状』――二つの系統
3『伝記』と『行状』の性格
4 二つの系統の交錯
5 表記の違いにみる伝記の歴史
6『観智院本』の価値
7『観智院本』と他写本との比較
8 真言宗寺院に広がった明恵像
9 史実と物語の狭間で
コラム:江戸の貸本屋と『明恵上人伝記』 
第二章 生誕~青年期の風景
1 感涙にむせぶ僧
2 生誕と名の由来
3 白上峯の誓願
コラム:樹上座禅像 
第三章 明恵と仁和寺
1 華厳宗か、真言宗か
2 神護寺から仁和寺へ――幼少期の環境
第四章 釈迦思慕の軌跡
1 インドへの道のり
2「慈父」釈尊を求めて
3『遺教経』との出会い
4 二度の計画と苦悶の様相
5 生身と法身の相克
6 憧憬の昇華――舎利信仰
第五章 宝楼閣法――兼実と明恵を結んだ秘法――
1 交錯する二つの魂
2『宝楼閣陀羅尼経』の説く世界
3『夢記』に現れた宝楼閣法
4 貴族と僧侶を結んだもの
5「竹」と「形見」―明恵独自の思想
第六章 光明真言と土砂加持――明恵思想の結晶――
1 死者のための真言
2 明恵以前の光明真言
3 菩提心の探求
4 五智の真言として
5 土砂は仏舎利なり
第七章 明恵の治病修法
1 期待された「僧医」の役割
2 中世の医術
3 病の原因「物気(モノノケ)」
4 明恵の治病事歴
5 薬草・呪法・楊枝
6 教化者としての明恵
第八章 明恵、その人の聖地
1 紀州八所遺跡
2 インドの四大仏跡と八大聖地
3 白上の修行と湯浅一族
4 遺跡の選定
5 師との「値遇」
第九章 明恵の「あるべきようわ」
1 月の歌人
2「あるべきようわ」という七文字
3 味噌水と松茸
4 為政者への指針
5 浄頗離の鏡
6 常軌を逸した覚悟

内容説明

鋭敏な感性と厳格な求道心。孤高の名僧の姿。信仰から論理へ―。言語化され有機化された仏教思想。その本質をラディカルに問い、仏教学の新たな地平を切り拓くシリーズ。

目次

第一章 明恵伝記をめぐる世界
第二章 生誕~青年期の風景
第三章 明恵と仁和寺
第四章 釈尊思慕の軌跡
第五章 宝楼閣法―兼実と明恵を結んだ秘法
第六章 光明真言と土砂加持―明恵思想の結晶
第七章 明恵の治病修法
第八章 明恵、その人の聖地
第九章 明恵の「あるべきようわ」

著者等紹介

粕谷隆宣[カスヤリュウセン]
1972年茨城県日立市生まれ。大正大学大学院博士課程修了。現在、大正大学仏教学部准教授・真言宗豊山派総合研究院宗学研究所研究員。満泉寺住職。専門は日本中世仏教、とくに明恵上人の思想と儀礼研究。真言密教との関係性を軸に、当時の真言宗僧の著作や古写本の分析を通じて、明恵思想の展開を探究している。また本山特派布教師として、地域寺院や研修等の布教・教育活動にも従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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