出版社内容情報
驚きのストーリーである。インドの財閥の会長と「風来坊」の青年・ゴータマの出会いから話は始まる。「やがてすべては潰れてしまう」。ゴータマは会長に大予言を語り聞かせた……古代インドが時空を超えて現代日本にやってくる。ファンタジーかSFか、もしかするとアナーキーな思想書か。2010年頃に書かれた未発表作品。〈絶筆〉『坐らぬ禅』に続いて仕事場から発見された直筆原稿のなかの逸品。
内容説明
古代インドが時空を超えて現代日本にやってくる。“絶筆”『坐らぬ禅』に続いて仕事場から発見された未発表原稿のなかの逸品を緊急刊行。
目次
第1部 ゴータマの大予言―これからの日本(日本という国はやがて消滅する;義務教育は必ず廃止になる;資本主義経済は遠からず崩壊する;競争原理は通用しなくなる;これからは家族の絆が強まる)
第2部 ゴータマの大提言―あなたの生き方(世間を馬鹿にせよ;即今・当処・自己に生きよ;精神的風来坊になれ;自分を縛る縄をなうな!;怠け者になりなさい)
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年(昭和11年)、大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。1965年から二十年間、気象大学校教授をつとめる。退職後、仏教をはじめとする宗教の解説書から、仏教的な生き方を綴るエッセイまで幅広く執筆するとともに、全国各地で講演活動をおこなう。厖大かつ多様で難解な仏教の教えを、逆説やユーモアを駆使して表現される筆致や語り口は、年齢・性別を超えて好評を博する。2022年(令和4年)、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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