出版社内容情報
私のうちはおすし屋さん。お店を手伝うのは嫌いじゃないけど、将来は“ふつうの会社員”になりたいな……。そんな久絵のうちに、ある日お店を手伝ってくれる女性のすし職人さんがやってきました。初めて見る女性のすし職人に興味津々の久絵は、職人の世界で強く生きるその姿に勇気をもらいながら、学校である行動に出ます――。
内容説明
ちょっとした誤解からクラスでいじめられるようになった久絵。そんなとき、女性すし職人の晴さんがうちにやってきて…。
著者等紹介
佐川芳枝[サガワヨシエ]
東京都生まれ。エッセイスト、児童文学作家。『寿司屋の小太郎』(ポプラ社)で椋鳩十児童文学賞を受賞。東京・東中野の「名登利寿司」の女将でもある
かわいちひろ[カワイチヒロ]
東京都生まれ。人の表情やしぐさ、老若男女と往処の関係性をテーマにイラストや漫画を描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白雪ちょこ
10
表紙と挿絵が、めちゃくちゃ可愛らしい。 しかし、中身は結構シビアで、女性の寿司職人という、なかなか現代でも見かけることが少ない、話題を取り入れられている。 男だから、女だから、と言った現場の厳しさなども描かれていたが。 主人公の、学校内でのトラブルや、ちょっとしたいじめなども、見ているこっちはかなり イラッとするぐらい、リアルに描かれていた。 しかし、それを跳ね除け、いじめていた側の女の子もお母さんも、素直に謝るところは、やはり物語だなと。 最後は、ほっこりとしたいいエンディングだった。2024/04/29
季秋
1
大人目線で見てしまうと、子供の道筋になるような1本筋の通った人間に成れているのか気が引き締めなければと思わされた2024/08/04
ななこ
0
児童書のあったかさってこういうのだよな、としみじみする1冊でした。2023/05/21
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