出版社内容情報
「あたしたち、みんな さんまいよ」
「なんで きみだけ ちがうの?」
そう言われてから、みんなと葉っぱの数がちがうことを気にしていた、よつばの子。
気づけば、ひとりぼっち。
でも、モンシロチョウとの出会いをきっかけに、「わたし、この よつばが すき」。心からそう思えたとき、よつばの子にはあたたかな笑顔がうかんでいました。
すると、ふしぎなことに、よつばの子のまわりにどんどん友だちが集まってきて、笑顔の輪が広がっていったのです――。
そのまんまの自分を好きになることの素晴らしさを伝える、とっておきの一冊です。
内容説明
あなたはよつばをみつけたことある?もんしろちょうからきいたよつばのひみつのおはなし、こっそりおしえてあげる。
著者等紹介
かとうまふみ[カトウマフミ]
1971年、福井県生まれ、北海道育ち。絵本作家、指人形作家。主な絵本作品に、『ぎょうざのひ』(偕成社)、『のりののりこさん』『けしゴムのゴムタとゴムゾー』(BL出版)、『おならおばけ』(講談社)、『みそこちゃん』『ぬかどこすけ!』『しゃもじいさん』(あかね書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k sato
19
人と違っていてもいいんだ。シロツメ草のこどもたちのなかに、三つ葉の子と四つ葉の子がいます。四つ葉の子だけ、葉っぱが四枚。そのことに落ち込んでしまい、独りぼっちになってしまいます。ある日、モンシロチョウが現れて、その四つ葉をほめました。そして、四つ葉の子は気づくのです・・・(´▽`)テーマは多様性と個性の尊重でしょうか。他人の存在があるからこそ、自分の魅力に気が付ける。そう気づくと、自分を受容し、自分を好きになります。金子みすゞさんの「みんなちがってみんないい」のフレーズを思い出します。私は自分大好きです。2023/05/26
anne@灯れ松明の火
18
隣市分館新着棚で。優しい表紙に惹かれて。3枚が主流のクローバー。「なんで きみだけ ちがうの?」と言われ、気になりだした四つ葉の子。気づけば、ひとりぼっち。でも……。 葉の枚数に限らず、みんな、それぞれに、自分に自信がなかったり、不安を持っていたり。だけど、そのまんまの自分でいいと気づきさえすれば……! 見返しには沢山の三つ葉。もしかして?と探したら、やっぱり四つ葉があった♪2023/06/13
gururi
10
よつばを通しての多様性のお話し。シロツメクサもとっても素敵に描かれている。チューリップやタンポポなどの春の植物も。春に読みたい。2023/05/24
遠い日
8
ラッキーアイテムの四つ葉でも、四つ葉自身にはこんな悩みがあったと知れば、なにやら切なく迫るものがあります。人との違い、普通って何?、ということを考えるうちに気づく、自分らしさ。四つ葉の子の前向きなことばが子どもたちに届きますように。2023/06/08
niaomi
2
みんなより一枚多くてもいいじゃない、みんなそれぞれ違ってもいいと背中を押してくれる。2023/10/14