内容説明
上巻に引き続き、グローバルな学問的視点、ユニークでありながらシャープな論理展開で、インド仏教思想を語る…重要な経典の思想・偉大な思想家のこと、密教化の特質までを網羅。身近な話題も交えながらのアプローチ。
目次
第5章 初期大乗仏教の思想展開(大乗仏教の成立と経典;山林に隠棲した行者たち;大乗仏教の二大源流 ほか)
第6章 龍樹から無着・世親へ(二つの真理―真諦と俗諦;般若の智慧と分別の智慧;仏性―仏になる可能性 ほか)
第7章 密教化した仏教(救済の三つの道;宇宙仏の直接説法;三密加持―成長の理論 ほか)
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年(昭和11年)大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。1965年から二十年間、気象大学校教授をつとめる。退職後、仏教をはじめとする宗教の解説書から、仏教的な生き方を綴るエッセイまで幅広く執筆するとともに、全国各地で講演活動を行っている。厖大かつ多様で難解な仏教の教えを、逆説やユーモアを駆使して表現される筆致や語り口は、年齢・性別を超えて好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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https://claude.ai/public/artifacts/80d6f71e-6156-481f-9254-be2d31a4251e2025/06/19
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初期大乗仏教の思想展開:大乗仏教の成立と経典 山林に隠棲した行者たち 大乗仏教の2大源流 般若経と空 六波羅蜜・大乗仏教の実践論 法華経の仏陀観 宇宙仏と分身仏 阿弥陀仏信仰の起源 理想のサンガとしての極楽世界 天上に設定された三宝 龍樹から無著・世親へ:2つの心理:真諦・俗諦 般若の智慧と分別の智慧 仏性・仏になる可能性 空と諸法実相 凡夫の世界の現実 凡夫の世界・ほとけの世界 認識の構造 密教化した仏教:救済の3つの道 宇宙仏の直接説法 三蜜加持・成長の理論 マンダラの基本精神 インド仏教の終焉2020/12/26