私は、看取り士。―わがままな最期を支えます

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私は、看取り士。―わがままな最期を支えます

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784333027859
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0295

出版社内容情報

死に逝く人の傍らで尊厳ある最期を守る?看取り士?のエッセー。自宅での最期を願う人、看病・介護に携わる人に送る看取りの手引書。 看取り士(みとりし)――逝く人の最期に寄り添い、見送る人。また、家族だけでの看取りをサポートする人のことをいう。本書は、25年ものあいだ、生と死に向き合い続けた看取り士・柴田久美子のエッセー。
 日本人のおよそ8割が病院で最期を迎える一方で、その約5割が「自宅で最期を迎えたい」と願っているといわれる。しかし、自宅で看取る文化が薄くなった現代社会では、看護・介護する側がその望みを叶えてあげたくても難しい事情があるのが現実だ。こうした状況から、著者は「尊厳ある最期が守られる社会を創りたい」と願い、自らを「看取り士」と名乗った。
 200人以上のケースをもとに、看取りの際の心構えや実際の触れ合い方に加え、エンディングノートの活用の仕方、旅立つ人から魂(いのち)を引き継ぐ大切さなどを紹介。厚生労働省が在宅医療・介護への方針転換を始めた今、自らの、そして大切な人のQuality of Death(QOD/死の質)を考え、より良い人生、より良い最期を送るための手引書となる。
 巻末には、医師・鎌田實氏(諏訪中央病院名誉院長)との対談を収録。看取り士の誕生秘話をはじめ、死に対する二人の考え、地域包括ケアという共通の夢について語り合う。

○まえがき 看取りはいのちのバトンの受け渡し なぜ今「看取り士」が必要なのか
○第1章 抱いて?看取る?ということ
死は怖いものでも忌み嫌うものでもない/人間は死んだら「愛」になる/幸せな最期の三つの条件/死を前にして感じる四つの苦しみ/幸齢者さまの孤独/看取りの作法/看取りの際の「四つの質問」/大丈夫と声をかける――「大丈夫」の言葉の二つの意味/旅立つ人と呼吸を共有する/看取りの姿勢 他
○第2章 看取りはグリーフケア
グリーフケアは肉体があるうちに/最期の瞬間に間に合わなかったと悔やむ「臨終コンプレックス」/「看取り直し」で気持ちを整理する/自死でもお迎えは来ている/看取りは?許し?を生む/生きている間に行うグリーフケア「胎内体感」/死後に行う法要の意味 他
○第3章 ?最期?は本人が自分でプロデュースする
逝く人は待ってくれる/「もういいよ、ありがとう」/看取りの事例 その1 雪乃さんの場合/人間の尊厳とは?/医療者が壁やハードルになってしまう場合/医師の事情――戸惑う医師たち/現場で悩むナイチンゲール/男性介護者は敗者か? 他
○第4章 最期くらいはわがままでいい
自分のことだもの、わがままになっていい/「プリンが食べたい」/エンディングノートは家族とのすり合わせが大切/希望はいのちを支える/子と祖母を一緒に看る女性/最期の後始末/今後ますます増える「おひとりさま」/変わりつつある医療の現場 他
○第5章 対談 柴田久美子 × 鎌田實
「看取り士って何?」/「看取り士」誕生秘話/死は怖くない/死は敗北なのか/多死社会の問題点/夢の実現を目指して――理想の地域包括ケア/迫力があるねー
○あとがき 尊厳ある最期が守られる社会を目指して

柴田久美子[シバタクミコ]
著・文・その他

内容説明

知ってください、看取り士という存在を。考えてください、家族、パートナー、そして自分の死のことを―。鎌田實×柴田久美子、生と死をめぐる白熱の対談も収録!

目次

第1章 抱いて“看取る”ということ(死は怖いものでも忌み嫌うものでもない;小4のときの不思議な体験 ほか)
第2章 看取りはグリーフケア(グリーフケアは肉体があるうちに;最期の瞬間に間に合わなかったと悔やむ「臨終コンプレックス」 ほか)
第3章 “最期”は本人が自分でプロデュースする(逝く人は待ってくれる;「もういいよ、ありがとう」 ほか)
第4章 最期くらいはわがままでいい(自分のことだもの、わがままになっていい;慣れ親しんだ自然のそばがいい ほか)
第5章 対談 柴田久美子×鎌田實(「看取り士って何?」;「看取り士」誕生秘話 ほか)

著者等紹介

柴田久美子[シバタクミコ]
1952年、島根県出雲市に生まれる。老人福祉施設に勤務後、離島で看取りの家を創設する。活動の場を本土に移し、一般社団法人「日本看取り士会」を設立。「看取り士」として旅立つ人に寄り添うかたわら、「看取りの文化」を伝える講演活動などを展開している。現在、一般社団法人「なごみの里」代表理事、一般社団法人「日本看取り士会」会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

52
【看取りは、命のバトンの受け渡し】離島で「看取りの家」を創設後、活動の場を本土に移し、2012年に看取りの尊さを共有する「日本看取り士会」を設立した著者が、これまで出会った「幸(高)齢者」や、余命を宣告された人々とその家族とのふれあいを紹介した書。鎌田實との対談も収録。<私は、昔勤務していた老人ホームで苦い経験をしています。まもなく旅立ちを迎える利用者さんを、その方の意志に反して施設の判断で病院に搬送するという現場を何度も目の当たりにしたことです。以来、「看取る」ということにこだわり続けてきました>と。⇒2024/01/05

JILLmama

41
どうしてもこの手の本は、宗教ぽい、スピリチュアルな話が出てきてしまう。 いつも死は身近にあるけれど、その人、その家族それぞれ望む事も考えた方も違うので、あれで良かったのか? と仕事を振り返る為には良い本でした。 看取り士がメジャーになる日があるのかはわからないけれど、最後の対談で鎌田先生が話すように、何かしらの基礎資格がある者がなる方がいいと思う。 死に寄り添い、家族まで支えるという素晴らしい 役割だがどうしても胡散臭さを感じてしまう、、、。2018/11/20

tomtom

11
亡くなった人を長い時間抱き抱えて過ごすことは実際難しいのかもしれないけど、慌ただしく葬儀の準備をしてしまうより自分の中で昇華させるために時間は必要だと思う。ホームで亡くなった時、他の入居者から隠されるようにして退去させられる事も多いけど、寿命を全うしたのだから他の入居者ともきちんとお別れ出来るといいなと思った。2021/11/18

タカエス

7
私の両親はともに80代で元気に生きてますが、近い将来、看取ることになるでしょう。親を看取ることに対して、今まであまり深く考えていませんでした。人生の最期をどのように迎えるかは、その人にとっても残される家族にとっても、非常に大切な問題だと思います。最期次第で良い人生だったか否かが決まると言っても過言ではありません。著者は日本人はまだまだ家族の死に対する認識が未熟だと言っています。私自身も含めて、全く同感です。親を看取った後、今度は自分の番が必ずやってきます。さてどうするか。準備を整えなければと思うのだが。2022/07/22

anenyan

5
死の際にいる人に文字通り寄り添い、旅立ちを見届ける看取り士の話。私はといえば、死生観が未熟で、死んだらすべて終わり、死後など無いと幼少の頃教わって、以来命を責任を持って背負うこともできないまま、人でなしの人生を送ってきたから、この本に出てくる人たちの温かさには共感ではなく尊敬に近い、ちょっと遠い距離の感覚を抱いた。一番近くの他者である自分の死後を人に託さねばならない現実を、希望の可能性とともに学ぶことができた。重いテーマの本だけど、スラスラと頭に、心に入ってきて、ページをめくる手が止まらなかった。2019/06/08

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