いのちいきいきシリーズ<br> 蒼とイルカと彫刻家

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いのちいきいきシリーズ
蒼とイルカと彫刻家

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784333027347
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

小学校一年の夏にプールで溺れそうになったときに、プールの底でイルカの目を見た蒼。それ以来、蒼の心の中に一頭のイルカがすみ始めた。イルカはいつも蒼の心に静かによりそっていたが、不思議な森の中でしずくの形をした置物を見てから自分の意思で動きだして……。自分の本当の居場所を追究し、彫刻家との出会いを通して成長する少年・蒼のひと夏を爽やかに描いた感動作。

長崎夏海[ナガサキナツミ]
1961年生まれ。児童文学作家。『トゥインクル』(小峰書店)で日本児童文学者協会賞、『クリオネのしっぽ』(講談社)で坪田譲治文学賞受賞。主な作品に『ゆうやけごはんいただきます』『ふねにのっていきたいね』「ミナモとキースケのたからさがし」シリーズ(以上、ポプラ社)、『おなかがギュルン』『セイルといっしょ 星空ぎゅいーん』(共に新日本出版社) 他多数。2006年から沖永良部島に在住。

佐藤真紀子[サトウマキコ]
1965年生まれ。画家。主な作品に「バッテリー」シリーズ(教育画劇)、「いえででんしゃ」シリーズ(新日本出版社)、「ミナモとキースケのたからさがし」シリーズ(ポプラ社)、『クリオネのしっぽ』『すし食いねえ』(共に講談社)、『鳥海山の空の上から』『チャーシューの月』(共に小峰書店)、『糸子の体重計』『先生、しゅくだいわすれました』(共に童心社)、『ふたりだけの運動会』(佼成出版社)他多数。

薬師寺一彦[ヤクシジカズヒコ]
1968年生まれ。水の彫刻家。イルカやクジラをテーマにガラスやアクリルを使い 「水の彫刻」の創作を開始。彫刻物をアクリルの中に閉じ込める独自技法で、数々の作品を発表。「イルカのフジの人工尾びれ開発」に携わり、 2010年に人間用のイルカフィンを創作。海でイルカやクジラと泳ぎ、人と動物の繋がりを作品にしている。

内容説明

一年生の夏、プールでおぼれかけてから、蒼の心の中にすむようになった一頭のイルカ。イルカはいつも蒼の心にしずかによりそっていた。でも、ある日、ふしぎな森の中で透明なしずくの形をした置物と出会った瞬間、心の中のイルカが自分の意思で動きだして…。彫刻家との出会いを通して成長する少年のひと夏をさわやかに描いた感動作。

著者等紹介

長崎夏海[ナガサキナツミ]
1961年生まれ。児童文学作家。『トゥインクル』(小峰書店)で日本児童文学者協会賞、『クリオネのしっぽ』(講談社)で坪田譲治文学賞受賞

佐藤真紀子[サトウマキコ]
1965年生まれ。画家

薬師寺一彦[ヤクシジカズヒコ]
1968年生まれ。水の彫刻家。イルカやクジラをテーマにガラスやアクリルを使い「水の彫刻」の創作を開始。彫刻物をアクリルの中に閉じ込める独自技法で、数々の作品を発表。「イルカのフジの人工尾びれ開発」に携わり、2010年に人間用のイルカフィンを創作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遠い日

10
長崎夏海さんが水の彫刻家、薬師寺一彦さんの作品や活動にインスパイアされて、生み出された作品のようだ。孤独な魂を持つ少年蒼のひと夏の成長。創り出すこと、感じること、一歩を踏み出すことをことばでなく行動で示してくれた彫刻家のカズさんとの出会い。悶々と出口のないイメージに囚われていた蒼の心に海を感じさせたカズさん。魂の放浪の果てに、表現の方向性が見えたとき、蒼のなかで何かが動き出した。友人の翔の大らかな態度にも蒼は支えられていることを知る。心まで青に染めあげられていくような印象の物語。2016/06/18

スターライト

8
運動が、特に水泳が苦手な小学生、蒼。夏休みに図書館へ行く近道を向かっているうちに、雑木林でみつけた不思議な青いしずくのようなもの。それに手を触れるといつの間にか海の中にいて、イルカと人魚に出会う。水の彫刻家薬師寺さんの作品にインスパイアされてできたこの物語は、短いながらも内向的な蒼の心の成長を描いた、ちょっとファンタジックな作品。たくさんの友達がいるのに、何かと蒼を気遣う同級生の翔がさりげなくていい。2017/07/20

あまね

2
タイトルの「イルカ」と佐藤真紀子の淡い表紙にひかれて、図書館児童書新刊コーナーから借りてきた。 私も運動苦手インドア派なので、主人公・蒼の気持ちが痛かった前半。特に両親の離婚の原因が自分にあるんじゃないかと考えてしまうのが辛い。でも、心の中のイルカと、森で出会う海。そしてカズさんとの交流が彼の心を溶かし、眠っていた輝きを取り戻す。友人の翔がいい奴で、男の子の友情っていいな、と思わせられる。ダイビングはできないけど、私も心の中でイルカと一緒に泳ぎたい。2016/07/29

カヤ

1
翔くんかっこいい。2016/08/16

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