内容説明
こうたろうくんは、おかあさんのことがだいすきです。でも、ほいくえんでは、ちょっとだけバイバイしなければいけません…。新入園の子どもたちとお母さんに贈る絵本。
著者等紹介
ひがしちから[ヒガシチカラ]
1972年、大分県生まれ。筑波大学芸術専門学群卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
33
娘さんは2歳になる年から保育園に行きました。最初の月は耳がもげそうなぐらいの阿鼻叫喚の場だったっけ。お迎えに行くとおさななじみのたっちゃんのお布団に入って、たっちゃんと二人でしっかり手をつないでお昼寝してたこともありました。おむかえというあのドラマは年々どんどん変化しているけれど、手を握って帰るあの時間をもらえたこと、本当に感謝しています。2019/10/30
たーちゃん
30
保育園初日の男の子。預けられた瞬間からずっと泣いています。幼稚園に通い始めの頃は息子も似たような感じだったから嫌がるかなと思いましたが、この男の子を見て息子は「〇〇くん(息子の名前)がいるから大丈夫だよ。ここにいるよ。」と言っていました。その息子の優しさにぐっときちゃいました。そして絵本の中の泣いている男の子が息子と重なって、涙を堪えながら読みました。2021/05/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
保育所や幼稚園、お母さんのお迎えは当たり前ですが、来てくれると信じている子どもでも、ちょっと不安があったり…。こたろうくんの不安な気持ち、お母さんがしっかり受け止めてくれました。【ジェンダー絵本 お仕事するおかあさん、かっこいい!】2020/08/29
はるごん
17
3歳9ヶ月。保育園でママと別れるのが悲しいこたろう君。保育園に通う前にぴったりな絵本。息子も保育園の結果は来週。ドキドキです。2021/01/22
詩 音像(utaotozo)
17
『ぼくひこうき』で知った、ひがしちから作品2冊目。保育園の送り迎えが無縁のものになってはや幾年。このお母さんは早く迎えに来てるなあと思うと共に、なんとも言えない後ろめたさを感じる。タイムリミットに駆け込んだのも、遠い昔だというのに。この柔らかい色使い、カラフルな輪郭線、お母さんの優しそうな表情にグッとくる。2020/09/04