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内容説明
カナダ人のジョン・ギャスライトさんは、『おもしろい外国人』としてテレビで活躍するいっぽう、長く温めていた夢をかなえるため、日本にツリークライミングを紹介しました。いじめや家族の問題などに傷ついていた子どものころ、木にのぼることで、挑戦する勇気を手に入れ、心が癒された経験を、日本中の人に伝えたかったからです。その熱意が、今日もジョンさんの活動をささえています。ジョンさんという大きな木の全容にせまります。小学校中学年から。
目次
第1章 木になる体操
第2章 ツリークライミングのハウツー
第3章 木にのぼろう!
第4章 ぼくも、のぼったよ!
第5章 樹上からの風景
第6章 十歳の病
第7章 ぼくは日本で生きる
第8章 心のくさりをはずすとき
第9章 ツリークライミングはぼくの夢
第10章 ほがらかな森
著者等紹介
あんずゆき[アンズユキ]
第10回・第12回小川未明賞優秀賞、第5回・第6回盲導犬サーブ記念文学賞大賞受賞。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まげりん
5
あまりテレビを見ないもので知りませんでした。私もしてみたい!子供達にもさせたい!講演会の話に泣けた…。ただ、もうちょっと深く知りたいと思った。いろんな素材があったのに散らばしただけ的な印象があった。2015/11/27
やま
1
いつも明るいイメージのジョンさん。ツリークライミング協会の代表ということは知っていましたが、その背景にこのような様々な経験や自身の体のことがあるとは、まったく知りませんでした。その前向きに生きる姿勢を学びたいと思いました。2014/09/15
ビシャカナ
0
笑顔が素敵なジョンさんは、子どもの頃は父親から虐待されていた。離婚後に移住したカナダではいじめられ、さらに体が動かなくなるASという病気にかかった。何度も挫けそうになった時に、ジョンさんを支えて笑顔をもたらしてくれたのが、彼の祖父であり、母親であり、そして森の木々だった。やがてジョンさんはタレント活動を行い、家庭にも恵まれるようになった。そのうちに彼はツリークライミングを通して人々に笑顔をもたらしたいと夢を抱くようになった。今ジョンさんは、子どもたちに、そして障害者や自閉症の人々にも笑顔をもたらしている。2015/02/04