内容説明
「いただきますって、なぜ言うの?」食べることは、いのちをいただくこと。谷川俊太郎詩の絵本。
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京都生まれ。詩人。1952年、第一詩集『二十億光年の孤独』(東京創元社)を刊行。以後、詩作のほか、翻訳、脚本、絵本など、さまざまな分野で活躍する。訳詩集『マザー・グースのうた』(草思社)で日本翻訳文化賞、詩集『日々の地図』(集英社)で読売文学賞を受賞
塚本やすし[ツカモトヤスシ]
1965年、東京都生まれ。絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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匠
174
谷川俊太郎氏の詩をそのまま絵本にした作品だけど、まずこのタイトルにドキッとする。ページを進めていくと、なるほどこれは人間が食べ物(生き物)をいただくということの意味なのだと納得する。僕が子どもの頃は、「いただきます」の意味がそれだけではないと教えられたけど、そこまでは掘り下げておらず、「ボクも生き物なのになぜ死なないか」という方向に焦点を当てていた。だが個人的には、それなら動物達にも家族がいるけどそこはどうなん?とツッコミを入れたくなった。2014/07/12
Kawai Hideki
137
谷川俊太郎の詩の絵本化。私たちの食事を支えている数々の命に想いを馳せる一方、ちょっと、人間中心的な視点が気になる作品だった。2015/11/01
hnzwd
127
谷川俊太郎だなあ、という作品。自分が生きるために、誰かが死んでくれている、ということに対するメッセージ。子供なら誰でも通る道なので、子供のうちに読みたいかも。2017/03/21
紫 綺
115
命をいただいている・・・ということをまっすぐに語ってくれる絵本。絵がかわいいだけに命の大切さが伝わる。2015/05/02
AKIKO-WILL
114
タイトルにドキッとした。いきものがしんでくれたから自分はそれを食べて生きていける。当たり前だけどそれを忘れていた。谷川俊太郎さんの詩と塚本やすしさんの絵で読んだ絵本は大切なことを教えてくれます。2016/02/27