仏教とアドラー心理学―自我から覚りへ

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仏教とアドラー心理学―自我から覚りへ

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  • サイズ A5判/ページ数 369p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784333024650
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0015

内容説明

うつ、神経症、心身症、不登校、引きこもり、リストカット、自殺、いじめ、非行、薬物依存など、心と行動に関わる深刻な問題が山積する現代日本。だが、仏教と心理学を統合したアプローチにより適切で有効な理解と対処は可能だ。

目次

仏教と心理学の統合
第1部 アドラー心理学と健全な自我の確立(アドラーの個人心理学;アドラー心理学の主軸理論)
第2部 仏教とアドラー心理学(釈尊の説いた真理;大乗仏教の深層心理学としての唯識心理学;意識上の根本煩悩と随煩悩;治療法としての唯識心理学のシステム)

著者等紹介

岡野守也[オカノモリヤ]
1947年生まれ。関東学院大学大学院神学研究科修了。卒業後、牧師と兼務で出版社に勤務。仏教、心理学、エコロジー、ホリスティック医学などの企画編集に携わる。並行して92年、サングラハ心理学研究所を創設、98年独立―専心。現在、名称をサングラハ教育・心理研究所に変更。「持続可能な社会」創出のための人材育成を目指し、執筆、翻訳、講演・講義、ワークショップなどの活動を続けている。機関誌「サングラハ」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

EDA

2
アドラー心理学側からでも、仏教(唯識多め)側からでも、お互いの考え方を解かりやすく紹介しています。どちらの入口からでも解りあえる大変良い本でした。個人的に言うと、こころの問題とか仏教の各宗派でスローガンにしたりしますが、現代の仏教はアドラー心理学と違い、臨床的にこころの問題を解決するメソッドを持ち合わせていないと思います。アドラー心理学が日本で普及するためには、在家仏教的な生活を理想というか拠り所にしていくのが良いのではないかと思いました。2023/12/06

n yamamoto

2
仏教の勉強を始めて唯識が自分にあっていると感じてる。実践的なアドラー心理学も好きだ。アドラー心理学の知識から現代語で仏教の言葉を解説してくれるのがありがたい。勉強になります。しかし、仏教のとっつきにくさは初心者に専門用語を押し付けすぎとも、あらためて思う。2021/02/12

6haramitsu

2
アドラー心理学と仏教のつながりなど基本的に同感。やっぱり分別知が根源ですね!「空」がちょっと分かった気がする!よかった。 万教同根でみんな同じ高い山を別の登山道で登っているので、近現代になって標高が上がってきてそれぞれ別の登山道が近くなって見えてきているんだと思います。著者の文書はちょっと分かりづらい、アドラー心理学のテーマが終わって仏教(唯識)のテーマが始まるとあるけど、もう人レベル統合して考えられるはずと直感してる。もうちょっと人類には時間が必要なのかな。2016/12/28

Sin'iti Yamaguti

1
著者は心理学者であり、仏教学者でも僧侶でもない(著者略歴によると神学を修めた牧師でもあるようだが)。非専門家であるにも関わらず、というか、むしろ非専門家であるからこそ、仏教(主には大乗唯識派)を概括的にとらえ、掘り下げ、分かりやすく解説されていることに驚嘆する。私も今までずいぶん仏教書を読んできたが、ここまで深くてかつ分かりやすい本はなかった。もっと早く読むべきだった。 内容は、仏教と心理学を相互補完的なものとして統合を目ざすことにより、人および人類の幸福に資することができる、その道筋を示す、というもの。2019/07/18

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