内容説明
青森県鯵ヶ沢の小さな温泉宿「熊の湯温泉」には、熊吉と熊子というツキノワグマのきょうだいがいます。宿のご主人、吉川隆さんは、六百年以上もの長い歴史をほこる大然マタギの子孫。そんな吉川さんが、なぜクマを育てることになったのでしょう。吉川さんの生き方を通して、マタギの精神を伝えます。小学校中学年から。
目次
第1章 白神山地の恵み
第2章 クマ撃ち
第3章 対決
第4章 大然マタギ
第5章 山の王者、ツキノワグマ
第6章 温泉宿のアイドル
第7章 山へ帰す
第8章 山を守る
著者等紹介
金治直美[カナジナオミ]
埼玉県生まれ。創作児童文学同人誌「さわらび」同人。日本児童文学同人誌「さわらび」同人。日本児童文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポチ
43
白神山地のマタギの、熊猟に関する山と山の神様の話。それと子熊の成長記録。子熊の写真が何とも言えず可愛い(^^)大人になった、熊吉と熊子を見てみたいな。いい本です(^^)2016/07/01
ちぐ
39
マタギについて何も知らなかったけど、読友さんの感想からこの本を読めてよかった。シカリ(頭領)の指揮のもと、大人数でクマを狩る「巻き狩り」の場面では、山に対する考え方や伝統、マタギの強い精神を感じて胸が熱くなりました。クマと人間、そして大自然と人間。代々受け継がれてきたマタギの精神を通して今日本人に足りない何かを感じました。クマの性質なども分かって勉強になった。2016/07/25
ach¡
39
つい最近、秋田で4人を喰ったとされる熊が射殺された。胃の内容物から人体の一部が見つかったとセンセーショナルに報道されたばかりだが…これでは熊がとんでもなく凶暴な動物だと間違った認識が広がってしまうんではないか。本来ツキノワグマは用心深い動物だ。意味もなく人は襲わない。あの射殺されたメスにも幼子がいたんじゃないか…。人が謙虚さを忘れた結果が招いた事故で熊こそ被害者。本著は猟師が殺めてしまった母熊に代わり仔熊を育てるお話。児童書だがマタギの歴史にも触れられてて中々良書。仔熊の写真がめっちゃカワユ(*´﹃`*)2016/06/16
シフ子
8
流れで春休み中の息子と目屋にある白神館へ。冬期間閉鎖されているが この日から久々の営業だったらしく 来館者は自分たちだけだった。白神山地にまつわる著書が置かれているコーナーで偶然見つけて読む。2014/04/01
あーさん☆続編捜索中…(╯︵╰,)
6
秋田のクマの育て方?(; ̄Д ̄)?2017/07/29
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