内容説明
賢治の生き方とその作品は、必然的に「不殺生戒」（アヒンサー）に結びつくものとして立ち現れてくる。宮沢賢治が私たちに語りかける不戦のメッセージ。
目次
第１章 戦争してなにを得るのか―「北ニケンクヮヤソショウガアレバ／ツマラナイカラヤメロトイヒ」（戦争への道をどのように歩んできたか；アジア・太平洋戦争で日本はなにをしたか；アジア・太平洋戦争はなにをもたらしたか）
第２章 なぜ戦争は起こるのか―「アラユルコトヲ／ジブンヲカンジョウニ入レズニ／ヨクミキキシワカリ／ソシテワスレズ」（どうして人が人を殺せるのか；政治家・指導者はなぜ戦争を防げないのか；国のために死んでいけるか）
第３章 どうしたら戦争をなくせるか―「雨ニモマケズ／風ニモマケズ／雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ／丈夫ナカラダヲモチ」（平和憲法を守る；理念に生きる；ガンジーの生き方に学ぶ）
著者等紹介
横山紘一［ヨコヤマコウイツ］
１９４０年、福岡県生まれ。東京大学大学院印度哲学科博士課程修了。立教大学文学部教授
田中治郎［タナカジロウ］
１９４６年、宮城県生まれ。日本ペンクラブ会員。横浜市立大学卒業。出版社勤務ののち、編集プロダクションを経営するかたわら、仏教書、エッセイなどを執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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