内容説明
青子、生きるってことは、たぶん旅することだ。何かを夢見ながら、前に進み、いろんな人と出会い、幸せになろうとすること。空の彼方の、虹の向こうにあるような、遠い世界にあこがれて、そこを目指すこと。青子もね、旅人なんだ。今、もう、旅の途中なんだよ。インターネットの光と闇、青子がそこから得たものとは…。
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年、長崎生まれ。『ちさいえりちゃん』で、第4回椋鳩十児童文学賞、毎日童話新人賞最優秀賞受賞
平出衛[ヒライデマモル]
1956年、東京生まれ。大学卒業後、絵本の世界に魅せられ、子どもの本の仕事をはじめる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あゆみ
11
★★★★★ 図書館本。2018/02/06
言音 / 放置気味…。
4
お父さんが青子の名前に込めた思いが素敵でした。 青がとても好きになりました。2007/05/11
おこわ
3
頼りにしていた大切な人が亡くなり、新たな世界に否応なく挑まなければならない青子ちゃん。手探りで進みながら、小さな命を守ろうとする姿。身の丈以上に頑張る姿に心がギュッと縮む。それとは別に、言葉だけのやり取りがいかに危うく、お互いの思いやりや想像の上に成り立っているのかも思い出させてくれる。2014/04/13
しぇり
3
何処か影のある物語。キラキラ輝く虹は、重苦しい雨の後じゃないと見られない。少しありがちかもしれないけれど、優しいお話。虹や水晶と云ったモチィフが美しく描かれていて好き。2009/09/28
小梅さん。
2
父親をなくしたことをきっかけに、学校で級友とうまく 話すことができなくなった青子ちゃん。 でも、お兄さんからパソコンをもらったり、2匹の子猫を 拾ったことで、少しずつ変わっていく。 レインとサン、かのんちゃん。 そして、ゆうれいさん(笑) この世にはいないけれど、青子の父親は、素敵なものを たくさん残してくれた。愛情あふれた青子一家の温かさ。 ラストの『虹の橋』、不覚にも泣いてしまった。 切ないけれど、とても温かい涙。 私も、あの物語を、ネットの海に流してみたい。 なんて、ね(笑)2016/01/29