ゆめにでてあげたい

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 23X25cm
  • 商品コード 9784333021017
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

いま世界では、戦争や国内紛争で毎日約550人の子どもたちが亡くなり、約274人の子どもたちが両親を殺され、孤児になっている―。罪なき者が背負うには、あまりにも過酷な現実。それでも未来を信じて生きる子どもたちの、「平和」へのメッセージ。

著者等紹介

田中章義[タナカアキヨシ]
1970年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部1年生のときに第36回角川短歌賞受賞。大学時代から創作活動を始める。2001年、国連WAFNIF親善大使に就任。地球環境平和財団・国連環境計画「地球の森プロジェクト」推進委員長、ワールドユースピースサミット平和大使などを務める

とりごえまり[トリゴエマリ]
1965年、石川県生まれ。金沢美術工芸大学卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

50
主人公の9歳の少年は弟と一緒に暮らしている。両親や友達は紛争でみな天国へ旅立ってしまった。著者はインドで16歳の少年からかけがえのない贈り物をもらった。それは彼が一度しか会った事のない父親からのお守り。それを著者にプレゼントしてくれたのである。その体験を元にこの物語が描かれた。この本を読むと、今も世界中で起こっている紛争や戦争の惨さ、そして犠牲になっている無辜の人々を思う。2024/07/27

anne@灯れ松明の火

26
とりごえまりさん原画展予習。表紙の民族衣装の子どもたちを見て、おや?と思った。チベットからヒマラヤ山脈を越えて、インドに逃れた難民の子どもの話だった。検索したタイトルからは想像できなかった話で、胸が痛くなった。「ぼくたちは、ひとを にくむために うまれてきたんじゃない。たいせつなひとを ずっとずっと だいじにするために うまれてきたんだ」この願いが叶う世の中であるように……。2016/02/10

あおい

20
国内紛争で両親を亡くした子供達。天国のパパとママの夢に出て喜ばせてあげたい。1人で泣いてる子の夢に出てひとりぼっちじゃないよと伝えたい。罪なき子供達が幸せに暮らせる世の中になるよう平和へのメッセージが込められた絵本。2016/03/03

みさどん

18
ほのぼのとした表紙とは裏腹に、なんていじらしい兄弟関係だろう。親を亡くして戦禍の中、保護されている兄弟。兄は弟のために泣く事さえ我慢して、せめて夢の中でも両親に会いたいと願う。会いたい人ほど、会いたい猫ほど、夢には出てきてくれないのだ。こういう思いを託されて日本に帰り、作った絵本だと筆者は述べている。その気持ちがさらに心を打った。2025/04/24

ume 改め saryo

18
愛らしい絵とは裏腹に、激動のシリアスなお話ですね。 最後の作者の言葉によるエピソードが凄いですね。志が高い。 本当の痛みをしっかり乗り越えたものが持つ、強さや優しさは 人を動かすエネルギーを持っていますね。2014/01/26

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