内容説明
後向きに生きている自分を自省する心も、前向きに生きたいという心も、本当の自己があるからこそ生まれてくる。１回きりしかない生命と人生を生かさなくてはおられない、そういう気持ちにさせる心こそ、本当の自己だ。本書は、２４人の禅僧が仏陀や各祖師の珠玉の言葉に参禅し、「今・ここ・わたし」が、どう生きるかを問う。
目次
布施
持戒
忍辱
精進
禅定
智慧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マサトク
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臨済宗系の僧侶による「文章講座」的なものに端を発する説話集──と言っていいと思う。十数名の書き手がいるので、多少バラつきはあるけれど、書かれてあるのは仏典や祖師の言葉をもとにしたものなので、響くところには響くと思う。「常に何もおもはぬは仏のけいこなり」という至道無難禅師の言葉が良かった。2014/04/25
