出版社内容情報
絵本 4・5歳から
リンゴとメロンとふどうをペロリと食べてしまった白ぶたくんが、今度は石けんを……。体験することの大切さを教えたユニークな絵本です。発刊から20年、子どもたちに親しまれ続け、累計32万部突破のロングセラー!!
全国学校図書館協議会選定図書、日本図書館協会選定図書
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
146
表紙の絵がキレイなのと、ぶたのお腹にキレイな丸の模様がついている理由が知りたくて購入してしまいました。この絵本、日本で作られたものだったんですね。てっきり、海外絵本を翻訳したものかと思っていました。物語の主役はしろぶたくんです。しろぶたくんはお腹をすかせて、食べものを探しています。歩いていると、まずはりんごが落ちていました。しろぶたくんは、しあわせそうな顔をきてりんごを食べますが…。ここには、特別な教訓や名言はでてきません。でも、しろぶたくんの気持ちは痛いほどよくわかりましたね。2014/05/28
おくちゃん🌸柳緑花紅
89
しろぶたさんが美味しそうなりんごをいただきまーす。するとからだにまんまる赤色の模様。次にレモン。次にメロン。そしてあまいぶどう。赤、黄色、緑、紫、綺麗な身体。そしてビックリからだが伸びてる‼せっけん食べたらもっときれいになるかなぁ?お鼻から出てきたシャボン玉の色が綺麗。しろぶたさんは元の白の身体に戻ったけど大きくなった。たくさん食べて大きくなぁれ。二歳の孫に今日読んであげよう。2016/10/09
テルテル
66
人は一つ一つの場面に遭遇し体験することで多くのことを学ぶ。学びは人を輝かせ、積極的であればあるほど他人から成長した自分に対して『すばらしい』と認める言葉さえ出てくるものだ。それが何より快感だ。絵本『おきなあな』と共感できる。時として、その成長のすばらしさに嫉妬し、逆風が吹き荒れ足を引っ張るような『いじめ』という『おおきなあな』に引きずり込まれるかもしれない。それでも負けずに乗り越えれば、人は更に大きく偉大な人間に成長し、その姿は皆に賞賛される存在になれることをこの絵本から強いメッセージとして伝わってくる。2015/04/24
とよぽん
60
シンプルであるがゆえに、面白さがダイレクトに伝わる。起承転結のあざやかな絵本で、楽しく読んだ。特に「せっけん」の後が予想もしない展開で驚いた。登場するぶたくんたちがそれぞれ異なる特徴をもち、しろぶたくんの表情も愛らしく、長野博一さんの絵が魅力的だった。1978年第1刷。もう100刷以上になっているとは! これは読み聞かせに向いていると思う。2021/08/09
かおりんご
57
絵本。物を食べる度に、しろぶたくんに色がついていきます。短いから、読み聞かせても飽きないと思います。それに、最後に食べたものが、びっくり!面白かったです。2015/02/02